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一年中スマホ買い替えについて調べているので分かったことを書く


スマホを買い替えたい。常に。

去年夏に買ったばかりだが、それ以降もずっと買い替えたい。

しかし、金はない。スマホは高い。

できれば最新の一番いいやつを1円で買いたい。

iPhone15、一番安くても12万円だって。

じゃあよくイオンで見る「最新iPhoneが1円!」みたいな広告は何?

なんか騙されてる気がする。

騙されて…ないのか?騙されてないなら買ったほうがお得な気がするんですけど……

と思ったので、調べてみました。いかがでしたか?
忙しい人は太字だけ読めば大体いい感じになってます!

(この記事は2024年5月に書きました。内容は変わる可能性があります。スマホ業界のシステムってソシャゲ並みにすぐ環境変えてくるので。)


「1円スマホ」は何故生まれるのか?

1円でスマホが買えるわけなくない?

実は、1円ではスマホは買えないんです。(いかがでしたか?)

では何故、店頭には「1円スマホ」という見出しがあるのかというと、割引というシステムが関わっているからなんです!(いかがでしたか?)

でもその割引が、どういう話で発生してるか分からなくて、騙されてる気がするんですよね。

現状だと、2つのシステムを覚えておけば大丈夫(だと思う)です。

「端末割引」と「減価償却プログラム」

「端末割引」とは?

これは昔からある割引システムで、
「うちでスマホ買ってくれたら安くしとくよ!」ってやつで、ここは純粋に通信会社(Docomoとかauとかソフトバンク)の企業努力で設けられてると考えていいです。
(昔はものすごい金額を割り引くことができたんだけど、今は22000円までしかここで引くことができない。)

(例1)
Google Pixel8a
¥70000→¥48000

(例2)
SB あんしんファミリースマホ
¥21984→¥1        (ゼロ以下にはできない)

(例2)で挙げたようなものも「1円スマホ」と呼ばれますが、「減価償却プログラム」を用いて、別の「実質一円スマホ」が生まれます。

この、「1円スマホ」と「実質一円スマホ」が似たような張り紙で出されているから、騙されてるっぽくなるのです。

この「端末割引」は、乗り換えか新規契約でのみ受けられることに注意が必要です。

「減価償却プログラム」とは?

Docomoでは「いつでもカエドキプログラム」

auでは「かえトクプログラム」

ソフトバンクでは「新トクするサポート」

とそれぞれ呼ばれていますが、これらは細かな違いはあれど、どれも似たシステムです。

12万円のiPhone15を例に考えます。

まず、12万円の支払いは、「端末割引」で98000円になります。
この98000円を、「一旦払うのは2年後でいいよ!」としてくれるのが、「減価償却プログラム」(の一部)です。
さらに、「減価償却プログラム」では、この98000円を、iPhoneを買い取ることでナシにしてくれます。

つまり「減価償却プログラム」とは、「一定期間スマホをめちゃ安で借りられる」と言い換えることができます。
スマホを返したく(売却したく)なかったり、紛失や傷付けてしまう場合には、注意が必要です。
こうして、「実質一円スマホ」が誕生するわけなんですねぇ。

「端末割引」システムは何故存在する?

この項で書くことは全て推測になります
各通信キャリア(Docomoたち)は、とにかく自分の会社に乗り換えて欲しいのです。
通信衛星は飛ばしている(初期投資は終わっている)ので、自分の会社に乗り換えてもらえばもらうほど、回収金額が大きくなるから。22000円の割引をしても、月額3000円の通信費を一年回収できれば、14000円の利益になるわけです。

つまり2つの割引システム両方に、通信会社にメリットがある仕組みってわけです。「減価償却プログラム」については、通信会社は損してないわけですし。

なら、毎日乗り換えすれば毎日22000円引きでスマホ買いまくれるんじゃね?
と思うところですが、短期解約(乗り換え)が続くとブラックリストに入れられる(らしい)ので、注意が必要です。「短期」の具体的な期間は、公にはなっていません。

結局どのスマホがオススメ?

そんなん俺が知りたいよ。
一週間スマホ使って動作感とか確かめるシステムがあったらいいのにね。

オススメの選び方を書きます。

先に「どのスマホを使いたいか」を明確にして、そのスマホを買うならどこの通信会社が安いかという選び方をするのが失敗がない気がします。

オススメ機種

先にオススメを書きますね
iPhoneなら最新ナンバーマイナス2
(今なら13無印かmini)
AndroidならPixelの最新ナンバーマイナス1のa付き(今ならPixel7a)

です。何故それらがオススメなのかというと、新商品が出て通信キャリアが売りたく、割引などの条件がつきやすいから(ついでに下取りもいいから)です。

スマホのCPU性能の高さについて考える

「【機種名】 Antutu」でググって出てきた数字の高さが性能の高さです。iPhoneとAndroidは算出方法が違うので比較しないでください。
Galaxy S24  150万    iPhone15  85万
Pixel  7a         75万    iPhone13     78万
だいたいこんな感じです
このnote書いてるスマホは40万ぐらいです。

CPU性能以外は、各キャリアのサイトに大体書かれているんでデザインでもカメラでも見て決めれば良いと思います。CPU性能を知られたらなんか不都合があるのかな?

通信キャリアについて

割引システムや端末以上に、ここは複雑で、日々変わっています。最近は電子決済ポイントを付与してきたり、提携クレカ決済で割引がついたり、光回線とセットで割引だったりと、その複雑さは熾烈を極めます。
個人的な要点と、オススメキャリアを一応書きます。

・オプション→契約して割引だけ受けて、翌月解約
・クレカを新しくつくる、光回線を乗り換える→めんどくさくないならやったほうが得
・PayPayポイント(他のポイントも)がお得!→期間によって変わるしあんまめんどくないから貰える時にやったほうが得

PayPayや楽天は、端末買わずにSim契約だけで2万ポイント付与!とかやってるし、今後もやりそうなので端末買わない人でも都度チェックしたほうがいいかもしれません。

格安SIMってどうなん?

「端末割引」を受けるためには、「通信契約(SIM契約)」と「端末購入」を同時に行う必要があるわけですが、「格安SIMでは取り扱っていない機種」が存在します。(大手でもありますが。)
つまり格安SIMで割引を受けたい場合、端末を選んでから通信会社を選ぶという流れができない場合があります。

通信環境に関しては推測になるのですが、
平常時の通信速度や繋がりやすさは元の大手キャリアと変わらないと思います。(同じ通信衛星を使っているので)しかし、大災害の緊急時など繋がりにくい局面で、格安キャリアの通信速度を制限するなどの可能性は現実的にあるのではないか、と思います。

今、docomoがアツい

docomoには現状、3種類のプランが存在します。省略して松竹梅とします。

松は無制限プランで、月額6000円ほど。
竹は20GBプランで、月額3000円ほど。
梅は一番安くて月額500円程度にできます。

何故これがアツいのかというと、竹や梅のような格安Simと変わらない月額で、天下のdocomoの割引サービスを受けられます。

「加入するときは松だけど、すぐに梅に変える」みたいなことがまかり通るわけです。ブラックリストに乗る可能性がある「乗り換え」でなくて、同じ会社の中での「プラン変更」だからです。

docomoで割引サービスを受けてすぐirumo(梅)にプラン変更はかなりオススメです。認定中古品もあるし。

一見の価値アリGEOmobile

中古スマホを買う場合、「端末割引」を受けられない、という一般常識を覆したのがゲオモバイルです。
ゲオの「中古スマホの在庫をいっぱい抱えている」という特性を活かし、「中古スマホ+端末割引」という夢のコラボを実現しました。
直近では「端末割引」後でPixel 6aを1円や、iPhone11を990円などで販売していました。

大きく宣伝していませんがdocomoなど大手通信キャリアでも、中古品+端末割引を受けることができます。

楽天モバイルの評判は悪すぎる

楽天モバイルの割引サービスは、一番強いと言っても過言ではありません。
楽天モバイルの評判が何故ここまで悪くなったかということを想像すると、「初期がよくなさすぎた」と思います。
楽天モバイルは、他の格安SIM会社と違い、独自の衛星を利用しているため、どうしても最初は通信環境がよくなく、それが一般になってしまったのではないか?と思います。
筆者も使用しましたが、他の通信キャリアとそう変わらないと感じました。通信プランも無制限で3000円はかなり魅力的です。
このままだと携帯業界から撤退してしまうとも言われているので、ポイント還元などを受けたい場合は今のうちに一度契約してみることをオススメします。

ここまで書いてきたけれど

以上の内容は、すべて「乗り換え前提」での話です。家族割などで通信キャリアを変えられない人や、乗り換えてから半年未満の人などは、注意が必要です。(半年以内の乗り換えはブラックリストに載ると言われている)
現状、半年ごとに乗り換えて、「端末割引」を都度受けるのが一番お得だと筆者は考えていますが、それも半年後には変わっていておかしくない。
結局、複雑すぎて面倒なんですよね。これなんとかならねーかな。

Apple StoreでiPhoneを買う人

ここまでの書き方だと、「アップルストアでiPhoneを買っている人は損をしている」と主張しているように捉えられてしまうかもしれない。
でも、筆者からすると憧れの人間です。
アップルストアで購入するのが、一番面倒なく買うことができます。本当は俺もそうなりたい。
貧乏だからこそ、少しでも金額を抑えてスマホを買いたい。そう思う人がこの記事を読んで役立ててくれたらいいなと思います。


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