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一日に二度、二郎系ラーメンを食う日


男なら誰もが一生に一度は夢見る
「大食いの男!」

というわけではないが、実際「大食い」に憧れる人は多い…はず

そして、大食いといえば「二郎系ラーメン!」

筆者が始めて食べたのは博多の店で、大学生のとき。
ごはん大盛り無料の店では常に大盛りにしてきたこの俺が、券売機で「小」を押さなければならないという、苦痛。

いざ食べ始めると、食べても食べても無くならない、モヤシの山。
やっと麺にたどり着く頃には満腹になっていて、完食は想像を絶しました。

それから月日は流れ、場所も移り、筆者も様々な二郎系ラーメンを食べました。

そして小を完食したある日の帰り、ふと思ったのです

「ミスド食いてェな」

我ながら驚愕でした。

その日はゴールデンチョコレートとエンゼルフレンチを購入して帰宅したのですが、それを食べながらふと、「もしかしてこの胃の容量なら二郎系を食うことも可能かもしれない」と思ったんですよね。

思ったなら、やるしかないんですよね。

1店舗目
ちばから 市原本店

ラーメン小 ネギ

どうせなら、1店舗目は有名店へ。
土曜午前店内並びのみでした。

このあともう一杯食うと分かっている状況だと、待ち時間も気が重く、なぜか麺がいつもより多く感じました。
うまかったです。

2店舗目 俺の生きる道 柏


汁無し小 生卵

2店舗目は非乳化の店へ。
普段はヤサイアブラは必須ですが、ビビってコールなし。
(ネギもオススメです)

一口目は間違いなく「うまい」と感じました。確かに記憶しています。

しかし、3割ほど食べ進めたところで、味覚に異変が起きました。
醤油の味が感じられなくなり、麺はゴムのように。(同行者も、似た感想を述べていました。)
ここからは、「闘い」でした。

私は戦いの最中、始めて二郎系と出会った「あの日」のことを思い出していました。

「出されたものは食べないといけない」という、思い。
「俺は他の人よりは食えるはず」という、驕り。
そして、「量減らせばよかった」という、後悔。

初心忘るべからず。
小をおいしく食べられるようになったんだから、それでいいじゃない。
自分の限界に挑戦する必要なんて、無いじゃない。

そう思いながら麺を口に運び続け、しばらくしたときに、
「俺、先に出とくわ。」

そう、同行者が完食したのです。

二人以上で二郎系食いに行くとき、一番怖いのってこれですよね。団体戦から、個人戦への変貌。

苦しみつつも、遅れてなんとか完食。

もう二度とやりたくない、と思いましたが、得るものはありました。
二郎系を食うときは、前日から胃の調整をしないといけないと思っていたのですが、1日2杯も食ってしまうと、カジュアルに店に入れるようになりました。
また、それ以降食うものが、何故かめちゃくちゃ美味く感じるようになりました。(個人差アリ)

追記:この日から一ヶ月ほど経ちますが、ここ一ヶ月胃腸の調子がいい日がなく、常にうっすら腹を下しています。マジで真似しないほうがいいかもしれません。でも一生に一度は大食ってみたいですね。

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