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#双子のライオン堂
太田靖久「ししし」(『しししし4』双子のライオン堂2021年12月)を読んで。
小説の冒頭になぞらえて、幼少期のことを思い出した。小説を読んでいると、ときに、そういう忘れていたことを思い出したりする。
小学校一年生が幼少期にあたるのかわからないが、私はぼーっとして生きてきた子だったのか、人より成長が遅かったのか、写真に依拠しない幼いころの記憶の始まりが幼稚園の年長あたりからになる。
小学1年生の時、今から40年ほど前、左利きの私はひらがなの書き写しで、担任の指導ですべて右