BS世界のドキュメンタリー 選「“復讐”からの解放~グアンタナモ その後」
昨晩、また観てしまった。これで5回目。何度観ても緊張感がある。
でっち上げの文書を使って尋問し自白させた証拠が、ウソ発見器でウソと認定されれば、当然証拠の信憑性が疑われる。
政府の上層部ラムズフェルドのお墨付きの文書であろうが、機械を持ち出して出てきた自白がNOとされればオワリである。
既に論理的に破綻している。
アメリカ政府がモハメドゥの言い分に正当性を与えたと言える。
個人個人の人物の強かさの点からすると、モハメドゥのメンタルの強さは、グアンタナモ特別チームの面々など及びもつかない。
ひとりひとり、完全にビビりまくっている。アメリカで居場所、家族構成さえ知られたくないようだ。
結果的に、尋問した側にもかかわらず、面々は、各々トラウマに近い心の傷を持ったまま残りの人生を生きていかなければならないことになる。
モハメドゥは、チームから謝罪を乞われても受け付けることはありえない。
「赦す」ことが彼らに対する重い重い回答であり、復讐なのだ。
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