【短編小説集】偽王の晩餐と姫君の首(創作大賞2024中間選考通過)
あらすじ 評判の良い食堂を営む料理人である宵鈴は、ある日国に命じられて、王位を剥奪された廃王に仕えることになった。
廃王は現在の帝である叔父に毒殺されかけた際の後遺症によって精神退行しており、偏食の激しい子供のような人物になっていた。
宵鈴は味覚が過敏になっている廃王が美味しく食べられる献立を作り、廃王に気に入られる。しばらくの間、宵鈴は廃王のために料理を作り続ける穏やかな日々を過ごす。
しかし平和な日常は長くは続かず、宵鈴は廃王を毒殺することになり…。
「料理×歴