【ネタバレ有】NEEDY GIRL OVERDOSE Switch版 感想
重要！
本文はゲーム内容の重大なネタバレを含みます
未だプレイしていない方は
プレイしてから閲覧することを強くおススメします
みなさま、おはこんにちばんは
ほうがくと申します
お前のこの世の終わりみたいな感想文を見たい！！！との要望が友人よりありましたので、あまり文章を書くことに慣れていない私ですが、感じたことを書き留めていこうと思います。
以前より気になっていた【NEEDY GIRL OVERDOSE】のSwitch版が10月27日に発売されました
Steam版は以前より発売されていたのは知っていたのですが、初回特典パッケージ版が欲しかったため、予約してずっと発売を待っていました
私が興味を持ったのは、某動画投稿者の配信を見たからです
私は、普段ADVはプレイしないのですが、このゲームの斬新なコンセプトやキレイなドット絵、主題歌等を調べていくうちにすっかり気になってしまいました…
妙にスーパーファミコンの香りがするし、人間の闇もありそうだし、普通に生活していたらまず知ることがなさそうな要素もふんだんに盛り込まれていて絶対に面白いなと思いました
…やみかわ女の「ピ」ですよ？
今まで現実に会ったことは無かったし、実際に居たら嫌なのですが、どんな性格、行動パターン、思考回路なのか非常に興味があります
10月27日に無事届きましたので、早速開封してプレイを開始しました
自分がプレイするまでは基本的な情報や公式のPVにとどめて、ネタバレを見ないようにしていました
噂では聞いていましたが、過激、鬱屈な表現はどんなものなのか…
所詮ゲームだし怖くないんじゃないかなーと片隅に思いながら、どんどんワクワクして、脳汁が出ている自分がいました
絶対に面白いやんこれ………ｸﾞﾌﾌ………
一通りプレイして
一番最初にたどり着いたエンディングは「Angry Otaku Needy Girl」でした
ストレスも溜まりすぎないようにパラメータを調整して、どの数値も70前後ぐらいでいい感じ！と思っていたら、急に知らねぇ男が出てきて、「なんなんだこの女…」と思ってしまいました
他にも多数のエンディングがあるということで、思いつく方法を手当たり次第にやっていき、あめちゃんのパラメータを調整していきました
心を鬼にしてストレスをMAXにしたり、逆に0にするとどうなるんだろう…みたいな
自力で埋められなかったものは、条件だけ調べて、黙々と実機でエンディングを埋めていきました
色々な破滅を見られてめちゃくちゃ面白かったです
タイトル通りオーバードーズして向こう側に行ってしまったり、ピが好きすぎて続行不能になったり、変な宗教を開いたり、真面目な生き方を始めたり、メンヘラらしいエンドだったり…
あめちゃんの過去
やみ度を上げた状態で15日になると、あめちゃんからの長文JINEが送られてきます
パターンがあるようですが、実家の貧しさ、いじめを受けていたこと、両親の不仲など、重い内容の過去です…
正直言うと、いくつかは実際に私の家庭でもありましたので、とても気持ちが分かってしまいました
闇が深くて好きなシーンの一つです
ビビったエンディング
自力でやっていてビビったエンディングは「INTERNET OVER DOSE」でしょうか
ストレスをMAXにしたらどうなるんだろうなーと思いながらあめちゃんを高ストレス状態にしていたのですが、とある日付になると、エゴサを始めたと思ったら急にコマンド入力を受け付けなくなり、画面もバグりはじめ…
突然画面が文字化けし始めてビビらない人はいるのでしょうか
巷で有名な七色ゲロエンドと言われるエンディングですが、警告文の内容を少しずつ理解してきたような気がしました
ゲロを吐いてもなおエゴサするあめちゃん…
炎上して家を特定され始めてどんどん壊れていく描写…
超高速で消費されるクッキー…
神秘的な画面に表示される胡蝶の夢、たすけて…
支離滅裂だけど妙に会話が続いているJINE…
どんどんテキストを送るボタンを押す指が重くなっていきましたが、最後の結末まで無事に見たところ…
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁたまんねぇぇぇぇぇぇ！！！！！！
テンションがどんどん上がっていきました
作者絶対頭良いよね
普通の発想じゃ出てこないもん
身体の図式って何？裏で壁に血のような液が垂れてるのヤバくない？
衝撃的なエンディングゆえ、簡単に検索されないようなエンディング名にしたんでしょうか
脱帽です
他にも、現実のものいじってエンディングを分岐させるギミックもあり、とんでもなくオシャレだなと思いました
そのルート分岐どうやってるんや…
インターネットのやりすぎは良くないよ！
小ネタもろもろ
エンディングもそうですが、このゲーム、小ネタも豊富ですよね
俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
本当にいそうなヤバいリプとか脳漿〇裂ガールとか…
脳漿〇裂ガールとかボカ〇wikiにマジだったの分かりみが深すぎてエグい
ボカロとニコ動が俺の青春だったさ…
小ネタも刺さる人にはとことん刺さるんじゃないでしょうか
これらを探すのもこのゲームの楽しみの一つですね古のニコニコ動画の良い匂いがします
Steam版とSwitch版では一部の描写が置き換わってますね
えっちなこととかおくすりとかODとかの表現がマイルドになってます
やってることは変わらないんですけどね…
Data0
追加されたエンディングも地道に方法を探って、20時間ぐらいプレイした頃にようやくすべてのエンディングを開放できました
最初の画面に戻ると不穏なデータが追加されています
後戻りできないとの警告を受け入れたのちに恐る恐る開きました
なんとあめちゃんが1人でゲームをプレイして、無事にクリアしてしまいました
最後には未来を見つけに行くからとピを置いてどこかへ行ってしまいました
とは言っても帰ってくるんでしょ？と思いましたが本当に全然帰って来ませんでした…ｶﾅｼｲ
やることもないのでウィンドウを消していたら出てきたファイルが「ひみつのこと.txt」
さまざまなページで紹介されているのでここでは省きますが、私(プレイヤー)≠ピで、ピはイマジナリーであることが分かったとき、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受け、リアルに頭痛と悪寒がして、今まで私がやってきたことは何だったのか…彼女は一体何をしていたのか…そんな虚無感が襲ってきてしまい感情が終わったので、ゲームを一時中断しました
脳みそシェイクとはまさにこのこと…
それに、さまざまなエンディングを見る過程で、プレイヤー自身が狂ってきていることに気付きませんでした…恐ろしい話です
しかし、真実を知ってもなお、翌日にはゲームを起動してしまいました
不思議な話です
やっぱりあめちゃんと超てんちゃんが可愛いからでしょうか
ウン十時間とゲームを通じて彼女の考え方、言動に触れてきましたから、好きになってしまったのでしょう
癪ですが認めるしかありませんはっぱをふかしたりシーシャを吸いに行くあめちゃんが特に好き
まとめ
最初からあめちゃんが用意したコマンド、行動しかプレイヤーはできないということが分かった時は本当に感情がキツかったです
微かなハッピーエンドへの期待を持ってプレイし続けていたのですが、そんなものは最初からありませんでした
所詮ゲームだし何かあるでしょ！と思っている方ほどズタズタに心を引き裂かれますね
警告文を真の意味で理解しました
最後まで救いようのないストーリーで、評価が分かれる作品だと思いますが、私はますますこのゲームが好きになりました
超てんちゃんのTwitterアカウントもあり、現実世界にもインターネットエンジェルとして降臨しているところが本当に面白いです
私たちプレイヤーがどんどん彼女の存在を大きくしているのかもしれませんね
配信者の表と裏の顔、承認欲求が強い女の子の行動思考、インターネットとの向き合い方とさまざまなことを学べる秀逸なゲームだと思います
二次元にはまっている方はダメージが大きいかもしれません笑
毒が強い内容ですが、このゲームはネット界における哲学書にしても良いのではないでしょうか？
私は新しい世界を知ることができて本当に良かったと思っています
このゲームに携わった関係者みなさまに感謝し、筆を置きます
拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございます
†昇天†
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