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小学校教諭は、生き抜きたければ起業しろ。(17)

特定非営利活動法人を社会起業して2ヶ月。

事業が動き始めて少し経った時期の思考のあり方について考えてみよう。

現在の事業は、SNSカウンセリングをしながら、ティーンズ向けのイノベーションセミナーをイベントとして開催したところ。

次のSNSゲートキープセミナーの準備と助成を受ける準備をしている。

事業を始める前との違いは、「創り出す」中で「選択する」ということが増えてきているということ。

起業前は、自分の中にある理念を形として創り出すことに集中していたが、今は、何かをするときに、人的な要素や場の要素、物の要素などを選び出すという場面が多くなってきた。

今になり、かつて学んだ問題解決スキルやロジカルシンキングが本当の意味で役に立ち始めている。

問題解決やロジカルシンキングのスキルは、実存的な成果は持たない。生み出したものを削り落とし、選別することに長けているスキルに過ぎない。それらを、生産的思考として用いると、もっともつまらなく、平凡なものが生まれる。

だから、ぼくは価値創造フェーズと整理分析フェーズは、全く別なものとして取り組んでいる。

価値創造フェーズで力を発揮するのはデザイン思考だ。これまでのすべての企画は意図しなくともデザイン思考で生み出してきた。

デザイン思考の基本は、ある平凡なアイデアともう1つの平凡なアイデアをかけ合わせる思考法だ。ただし、かけ合わせる平凡なアイデア同士は、近接はしていたとしても異ジャンルである必要がある。かけ合わせの相手として何を選び、どうつなげるかに、企画者のセンスが現れる。

そのかけ合わせ方には、ごまかしやマニュアルはない。企画者のライフスタイルや信念、価値観が直接的に影響する。

木彫りのアートに例えれば、デザイン思考の成果が荒削りした木材であり、問題解決スキルやロジカルシンキングは仕上げ用のノミだと言える。

ぼくは今、価値ある荒削りの木材は得た。

時間を見つけて、ノミを鋭く磨こうか。(翻訳:スキル研修に行けるように助成金を手に入れようか。笑)

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