Vol.51 ミュウツーみたいなピノキオ作っちゃった

(ナレーション)
あるところに人形職人のおじいさんがいました。
ある日おじいさんが作った人形の一つが動き出しました。
おじいさんはその人形に“ピノキオ”と名付けました。。。

(ピノゆっくり動く)
「ピノキオが!ピノキオが動きおった!」
『...。』
「ピノキオ!わしじゃよ!喋れるか?!」
『...なぜ私は動いている...?』
「奇跡じゃ!奇跡が起こったんじゃ!!」
『...貴様は何者だ..』
「わしはお前を作ったんじゃよ!!お前は!わしに作られた」
『...なぜだ』
「なんて??」
『なぜ私を作った..誰が生めと言った...私に何の価値があるというのだ...』
「芋食うか?」
『話を聞け』
「お前芋食うか??」
『食わない。話を聞け』
「腹空いとるだろう」
『空いていない。話を聞
(ピノ鼻が伸びる)
『えっえっあっあっ!!え??あっ!え??』
「えっえっあっ!え?!え?!ピノキオ!!どうしたんじゃ!?」
『鼻が、伸びた。なんだ?これは。』
「芋食う?」
『えっえっあっ!え?!っあ!え??...鼻の話をしている。答えろ。なんだ?これは。』
「鼻。芋は?」
『あっ、あっ〜〜!...違う。なぜ、鼻が、伸びるかを答えろと言っている。』
「鼻のぉ。では聞くぞい。お主、嘘を..ついておらぬか?」
『...なんだと?』
「本当は腹が減っていたのに、意地を張ってしまったんじゃないのかい??」
『...。だから何だと言うのだ』
「嘘を付くと、鼻が伸びるんじゃ」
『なぜそのように作った』
「まぁポテサラ食え。」
『ポテサラを芋と称すな。芋のカテゴリではない』(食べる)
『うまいか?』
「...うまくない。」
(鼻伸びる)
「あっあっ!え?あっ...ん〜...」
『うまいんだな。』
「なんなんだこの体は..復讐だ...復讐してやる...!!」
(鼻伸びる)
「えっ?!えっえっ!あ!え??」
『嘘ばっかつくんじゃの』
「嘘ではない!復讐は真面目だ...!」
『体は正直じゃよ』
「そんなことない!復讐は、マジ。ほら、鼻伸びてない」
『じゃあなんでお主の鼻が伸びるのじゃ?』
「こっちが聞きたい!」
『あっあっえ?え?もしかして...

復讐NG?』
「復讐NGってなんだ!」
『嘘と復讐で鼻が伸びる仕様じゃ!そういう仕様なんじゃ!!』
「...。」
(鼻伸びる)
「えっえっあっ?え?」
『...復讐心でちゃったのお。』
「なんなんだ!!嘘もだめだし復讐もだめ!なんなんだ!!お前は!なんで私を産んだ!誰が頼んだ!!」
『...実は..わしは子供に恵まれなくての..』
「...そうなのか。」
『妻にも先立たれてしまっての..どうしようもなかったんじゃ』
(鼻伸びる)
「えっえっ?!え?あっ!え??」
『あ、わしの嘘でも効くんじゃの』
「えっ?えっえっ??」
『結婚しとらん』
『えぇ?!えっ!あっえ??』
『童貞じゃ』
「あっ」

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