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お笑い養成所入学

初動が遅れている。

よしもと興行の養成所、NSCに入学したわけだが、同じ東京30期生の人たちと違って私は完全に出遅れていた。


養成所の見学に行ったとき
「恐らく入学式は4/19になると思います」と明確な発言があった。私は急いで日付をメモに取り、説明会資料にしっかりと二重丸をつけて忘れないようにした。

その後、入学手続資料が届き「入学式参加希望者は〇〇日までに学費を納入し、書類送付をすること」の記載もバッチリ確認した。カレンダーにも書き写した。

「いよいよ始まる実感が湧いてきたぞ!」と思ったのもつかの間で、予定を書いて満足したせいで事務手続きを何もせず時が過ぎ、4/19日になってしまったわけだ。


入学金は先に払っていたので「明後日なのに何も連絡ない!遅くないか?!!」と、参加する権利があることを主張しながらイラついたりもしていた。お金だけ気にして書類を筆頭にメールの登録すらもしていなかったので詳細なんて届くわけがない。間抜けすぎる。

18日の夜にSNSをパブリックサーチし、当初通り入学式は19に行われるということを知った。
「お金は払ってるしとりあえず現地行って直接書類出せば入れてもらえるかな?」とも考えたが、田舎の感覚は都会では通用しないことを学んでいるのでさすがにやらなかった。ネジ飛び判定されて同期たちから怯えられ、孤立するのも勘弁願いたい。

突拍子もない発想を反省し、急いで書類を書いてポスト投函した。業務処理は平日にやるだろうからあまり意味がないとは思いつつ、せめてもの足掻きでレターパックの青を使った。本来ならば払わなくてよかった速達料金。都度、こういう微妙なところでお金を失っている自分にも反省が止まらない。

翌週、無事に書類が受理され、火曜日にはガイダンス受講の詳細を受け取ることができた。この時点で1週間遅れだが、スタートラインには立てたわけである。心底ホッとした。

振り返ってみると、準備不足が招いた焦りで変な考えになったりしている。
この文章を書いているあいだも𝕏上では同期たちのコンビ結成報告ポストがあふれており、私は布団の上でそれらを読みながら自分の怠惰さを反省し、後悔の念に暮れるのであった。

芸能活動は上下関係と時間に厳格であり、私のようなのんびり屋気質の人間がうまくやっていけるのかなと不安ではあるが、とにかくしがみついて行こうと思う。とりあえず、焦っても空回りして自滅するだけなので、まだ追いつけると信じつつ着実にできることをやっていこうと思う。

応援してもらえるようになりたい。
これからよろしくお願いします。




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