炭素中立への動きが面白くなって来た
今日は大府市の図書館に行って炭素中立に関する技術開発情報を収集して来ました。
1.東京製鐵㈱が田原工場で冷延鋼板とメッキ鋼板の製造に着手すると発表
した。同社の西本社長は28~29年では遅すぎると檄を飛ばしている。
同社は田原で熱延鋼板製造ラインを建設済みで炭素中立な原板を確保出
来ており、名古屋製鉄所は大慌てでしょう。名古屋製鉄所は超ハイテン
鋼板の生産拠点として次世代熱延設備を26年度の始めに立ち上げるが、
炭素中立のスラブ製造が間に合わないので東京製鐵に出し抜かれるでし
ょう。
2.JFEが海運8社へ新造船向けにグリーン鋼材を供給することになっ
た。商船三井ドライバルク、東興海運、尾道造船、檜垣造船に続いて
川崎造船、川崎近海汽船、第一中央汽船、イースタン・カーライナーと
続く。常石造船の水素タグボートにも。
3.積水化学とアルセーロル・ミタルト共同でCO₂を回収・再利用する「カ
ーボンリサイクル技術」を開発時期を前倒しに出来たと発表した。
4.全固体電池の開発に各社がしのぎを削っているがその性能を評価する設
備が無いと言うアキレス腱があるらしい。JFEテクノリサーチが一歩
リードしている。日鉄系のテクノリサーチも巻き返しを狙っている。
5.箱根プリンスホテルが海洋温度差発電技術を使って地熱発電に着手して
いる。
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