有馬純教授の講演を聞いて

昨日、中部原子力懇談会主催の講演会をオンラインで視聴しました。
演題「エネルギーの明日を考える」
有馬教授がCOP28に参加し、知り得た情報をもとに世界の情勢と日本の温暖化対策の課題について1時間30分間、熱く語りました。

COP28の実態から


京都議定書はごく一部の先進国がCO2排出量の削減やCO2吸収量や開発途上国への温暖化対策の資金や技術力の提供をする片務的な条約でした。日本が議長国になった背景は不明でしたが無理を重ねた約束をしてしっまった。パリ協定では先進国も開発途上国もCO2削減目標を掲げて、気温上昇を1.5℃未満に抑制することでようやく決着した。しかし、既に1.2℃も温度上昇してしまっており、もっとCO2排出量の削減ペースを高めないと絵に描いた餅になると私は考えます。

菅前総理のカーボンニュートラル宣言の欺瞞


2020年10月に菅前総理が突如「2050年までにカーボンニュートラルを達成する」と宣言し、大激震が走った。中間目標として2030年には46%削減を打ち出したが、46%には政策等の裏付けなしのはったりです。パリ協定は法的拘束力がないにしても一国の宰相が口にしたことを反故には出来ないでしょう。

有馬教授の主張とは


講演会の主催者が中部原子力懇談会であるためか、原子力発電所の再稼働無しに中間目標(46%削減)も最終目標も達成は不可能であると話しました。

わが国の指導者が取るべき施策とは?

私は一介の年金生活者で、権力も金も人脈も持っておらず、ただ長年エネルギーの現場で過ごして来ただけですが、一言いいたい。
地球温暖化の影響は地球上に住む人間、動植物が等しく受ける影響で、地球外に脱出する以外に回避できません。現実を見ればパー券売上金の還流問題のように我田引水のことしか頭にない政治屋に任せておいて良いのだろうか?


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