田中角栄の今太閤の評価は正しいか?

昨晩、NHKの映像の世紀は「田中角栄 栄光と転落」でした。
新潟県の片田舎の貧しい少年が大志を抱いて、15歳の年に上京する。苦労して土木建設技術を学んだ。それを足掛かりに土木建設の企業を起業した。新潟県等 裏日本の地域は高度成長の恩恵から見放されていることに気付いた。最初の国政選挙では落選するも次の選挙では見事に当選を果たす。

吉田茂に見出だされる

若手国会議員として国会で暴れ、その行動を吉田茂に見出だされる。同じように暴れた国会議員として浜田幸一(通称:ハマコー)がいたが、田中角栄と違い非主流派ままで終わった。木更津のやさぐれではね。

数々のアイデアと実績で頭角をあらわす

1.道路法の改正で日本中に国道を整備する流れを作る。
2.ガソリン税の使途に高速道路建設する費用を割り付ける
3.石油危機を契機に原子力発電の必要性に気付き、電源3法を成立
  させる。中曽根と違い、貧しい地方自治体が原発誘致を申し出る
  ように仕向けたのが田中角栄です。
4.裏日本の活性化に走り回る田中角栄に感動したのが、西武の堤義
  明氏でフォーブス誌で世界の億万長者と紹介されるまでになった。
  田名角栄氏と同じく晩年はみじめな状況になった。
5.総理大臣になると「日本列島改造論」を出版、企業も個人も土地
  ころがしに励み、最後はバルブが弾けてジエンドです。
  改造論の著者は角栄氏ではなく経済官僚らしい。
今太閤の評価は正しいか?
そもそも豊臣秀吉は尾張の水のみ百姓から織田信長の家来になり、様々な変遷の後、太閤殿下の地位を得た。その軌跡が田中角栄氏と重なる点が多く、今太閤と持ち上げたのは軽薄なマスコミです。
日本列島改造論に青森県六ヶ所村も工業地域にするとされ、それがとん挫すると核燃料再処理工場建設のあだ花の夢を植えた。いまだに工場の建設も終わらず、操業が始まる時期不明です。電源3法で国内に54基の原発が稼働した。福一の水素爆発によって、国内の原発多くは休止したままです。


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