第7次東海市総合計画で気になる点は

今日、東海市役所のロビーで第7次東海市総合計画の正本を見つけたので、降下ばいじんの目標値を確かめた。第6次は基準値(H24年)が3.9㌧/㎢・月から始まり、5年後は3.6㌧で10年後(最終年度)は3.3㌧でしたが、令和5年度実績は3.4㌧でなので未達成でした。
7次は5年後は3.2㌧で、10年後は2.9㌧と言う計画を立てるも削減させる手段も根拠も乏しい。
降下ばいじんに悩んでいる人達は日本製鉄のゼロカーボン製鉄の実現に期待しているようだが、それは甘い期待でしかない。現在、日本製鉄は11基の高炉を有し、半分を水素還元型の高炉に改造、残りを大型電気炉へ変更すると言うロードマップを描いている。1基の高炉改修で500億円を要し、水素還元型にするには数倍の費用が必要で、10年間隔を20年に拡大しているので時間もかかるし、製造コストに厳しい橋本会長の辣腕をしても簡単ではない。
例えば、名古屋の第一高炉を水素還元高炉に作り替えるには15年を要し、第3高炉を大型電気炉に変えるには更に5年を要する。2基の高炉が名古屋から姿を消した後に石炭ヤードや鉄鉱石ヤードを無くすつもりなので20年以上、粉じんが飛散し続けるでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?