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身近に起こったことから現実を知りました

この地は、もともとバス路線がありませんでしたが、10年くらい前から1日7便ほどのバスが運行されてきました。
そのバスが、今年の5月から1日3便に減便されました。
私はバスを利用したことが3回ほどしかありませんでしたから、減便はそれほど問題ではありませんが、利用していた人たちはかなり不便になるでしょう。
この地に限らず、あらゆるエリアでバスの減便問題が発生しています。
地域によっては、生活することがむずかしい社会になってきました。

わが家は、夫婦で車を運転しますから、買い物は車を利用しています。
これから先の運転免許の更新回数を考えていましたが、もう1回は確実に免許更新をします。
課題は、その後でしょう。
買い物は、徒歩にするか、宅配にするのか、あるいはバスや電車を利用することになりますが、この先、バスの運行は廃止されるのではないか、と考えています。
将来、コミュニティー・バスが運行されるようになるのかもわかりませんが、市全体の運行はバス会社へ委託しています。
あまり期待はできないでしょう。
このような状況は、むしろ運転免許の更新回数をさらに増やすことにもなりそうです。

そんなことをぼんやりと考えていたある日、散歩の帰りに車が街路樹に突っ込んでいました。
事故自体は、単独事故でした。
まじかにこのような光景をみてしまうと、ニュースで報じられる現実は、身近でも起こるのだと、そのとき、はからずも認識しました。
幸い、人身事故ではなく、他の車との接触もしておらず単独事故でしたが、運転していた方は高齢の男性でした。
自分の運転で事故を起こすとは、誰も思っていないでしょう。
私も自分の運転で事故を起こすとは思っていませんが。。。
まじかに事故をみれば、現実は、かなり違うことを知りました。
まわりの家の方や走行中に車を運転していた方たちが、事故を起こした車の運転手を救助しており、すぐに救急車がやってきて男性は無事救助されました。
翌日には、車も撤去されていました。
近くでは庭木の剪定をしていた方もおり、児童の下校時だったりすれば、一歩間違えば大事故につながったでしょう。
おそらく全国のニュースになりませんが、このような事故が日々発生しているのではないでしょうか。

いろいろ事象が私の目の前に現れてきます。
事象は、国の人口構成が変化している事実の一部をみているのでしょう。
これまでの社会がいかにバランスが取れた人口構成によって成り立っていたかを、私は、これから益々知ることになりそうです。
自然災害のような強烈な現実と、急速に高齢化していく社会、さらにじわじわと押し寄せくる人口減少社会の現実によって、この国の形は大きく変わっていくようです。

人は、身近に起こった事象で、はじめて現実を知ることになります。
覚悟が求められる時代がきたようです。


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