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会社人生といっても自分の考え方と行動でつくっている

企業で仕事をおこなっていくことは、私のような人間関係を築くのが苦手なタイプでも、多くの人間と関係性を保ちながら活動することが前提となる。
良い出会いがあり、多くの先輩、後輩、同輩と巡り合える。
なかには人生を左右するような良き出会いがある。
企業で活動する時間が長くなると、いろいろな出来事に遭遇する。
良い出来事もあれば、当然、悪い出来事もある。

企業も社会の縮図であり、決して良いことばかりがあるわけではない。
新聞を読めば、毎日企業における不祥事がでている。
企業といえども運営する主体は、すべて人間だ。
人間である以上、その人個人の人間性、哲学に基づいて企業における仕事をおこなっている。
ここのところは、一人一人が心しておかねばならない。

一旦、悪事に巻き込まれると、容易に抜け出せないのが組織といえる。
特に上位役職者によることが多いが、職務権限を利用しながら不正をおこなうので、知らぬ間にそのような不正に巻き込まれる場合がある。
どこかの政党の派閥と同じだ。。。

このようなとき、普段から自分の人生観、大げさにに考える必要はないが、自分自身の生き方における哲学(何を基本として生きていくか)をもっておくことが重要だ。
もっとも、そのなにかを知ることが、実は、むずかしいのだが。。。
なぜこれがよいかというと、自分の哲学をもてば発言につながり、さらにその人の行動につながっていくからだ。
そのようにふるまっていると、悪いことを考えている人間につかまりにくい。

その変わり、安易な出世もない。
簡単である。
自分で自分を守るとは、このようなことである。

元アサヒビール社長だった樋口廣太郎氏の言葉だが、社員は「命、運命まで会社と契約していない」といわれているが、至言である。
組織と個人の関係は、昔からある古くて新しい問題だ。
人間として物事を考え、行動できる社会人間として生きることに尽きる。

会社人間から社会人間へと、ことさら言うべき話でもないが、言われること自体に会社組織における問題が潜んでいる。
今でも不祥事や不正はかなりの頻度であぶりだされている。
あぶりだされるような法制度が構築されてきたからだ。

組織の対局にある個人は、その意味でもリーダーシップやスキルを向上させるとともに個人の良き人生観、社会人間として生きていくためにどうするか、と常に自分に問い、自分なりの行動規範を確立しておくことが大切だ。
それこそが、自分のより良き人生を築いていく礎となる、と私は思っている。

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