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江戸時代の「大家さん」は英雄だった、のかも。
賃貸物件に入居中、
・エアコンが壊れた
・隣の部屋がうるさい
・契約している駐車場に知らない車が停まっている
いろんな困りごとがありますよね。
多くの賃貸物件は、
不動産会社が大家さんに【管理を委託】されています。
入居者さんの「困った」の窓口に不動産会社がある
ことがほどんど。
不動産会社が、修理業者さんを手配してくれたり
入居者さんに代わって、隣の人に注意してくれたりします。
賃貸管理の仕事をすると、
いろいろな経験をするので「知恵」がつきます。
人間関係の調整
住宅設備の知識
契約にかかわる法律
一般常識と共同生活のルール決め
問題解決のスキルが上がって、
日常生活にも役立つことが多いです。
むかしむかしの江戸時代、
当時の「賃貸管理」の業務は
現在と比べものにならないくらいの内容でした。
その分、大家さんのスキルはものすごく高かった
のではないでしょうか。
江戸時代の賃貸住宅事情
江戸時代の土地は、幕府の所有物でした。
幕府が大名に土地を貸し、
大名は地主に土地を貸し、
地主が長屋を建てて庶民に貸し出していた。
![](https://assets.st-note.com/img/1711068591437-3DIxhLqrOt.jpg)
そして、地主に変わって家を管理する「大家」がいた。
昔の大家さんは所有者ではなく、今でいう「不動産管理会社」
だったんですね。
大家さんは地主さんからお給料をもらって、
・借主から家賃を徴収
・借主の監督を行う
などの仕事をしていました。
これは今の不動産管理業務と変わらないですね。
ですが、当時の大家さんは借主の生活の面倒まで見ていたのです。
・借主が怪我をしたり病気になった時は看病する
・借主の奉公先(就職先)の斡旋をする
・未成年の子どもがいる場合は、衣食住の世話をする
・敷地内で捨て子を発見したら保護する
自分の管理している家から、罪人(泥棒・放火など)が出ると
連帯責任を負わされ罰せられたそうな。
![](https://assets.st-note.com/img/1711068614208-fsjBFciw5h.jpg?width=800)
『家を貸す』って、めちゃくちゃ大変だったんですね。
その分、大家さんと借主さんの距離が近くて、
身近な相談相手にもなっていたのでしょうね。
大家さんは、借主さんにとって心強い味方のような存在。
安心して生活出来ていたのではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1711073055072-2ove14sfYT.jpg?width=800)
『安心して入居できる家を貸す』
高齢化や一人暮らしの比率が上がっている
現在の賃貸住宅市場。
大家さんの役割や、賃貸管理会社の業務内容は
これからも変化していきそうです。
怪我の面倒は見ることが出来ませんが、
相談に乗ることなら、できるかも知れません。
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