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新NISA一括投資か分割投資か?

いよいよ新NISAが始まります。つみたて投資枠120万/年、成長投資枠240万/年の投資が可能です。
余剰資金があるという前提での検討ですが、これは1月に分割投資するのが良いのか、あるいは分割して1年で分割投資するのが良いのか、ということについて理論的に解説されたページはないように思います。そこで過去データを用いて検討してみます。

S&P500の過去データを用いて検討する

フリーで過去データを入手できるサイトはたくさんありますが今回はinvesting.comを利用しました。2011年~2023年までの13年のデータをダウンロードすると下記のようなcsvファイルが得られます。エクセルで開くと

S&P 500 2011~2023

のようになっています。株価は終値、始値、高値、安値とありますが今回は終値で解析してみます。日付をdate、終値をvalueとします。

S&P 500 2011~2023

まずはグラフを描いてみます、Chat GPTを利用すると数十秒でグラフにしてくれます。

S&P 500 Chart 2011-2023

短期的な上がり下がりはありますが基本的には右肩上がりのグラフです。年度別にグラフに直してみます。

年度別S&P 500価格推移

このように見ると1月が1番安い月が多そうですがそれ以外もあります。一番安かった月を集計してみます。

S&P 500が最安値を記録した月

1月が6回、その次は2月ないしは10月になっています。そう考えると1月に一括投資が良いようにも見えます。
毎月ある一定額(100,000ドル)投資する場合、1年に1回ある一定額を投資する場合(1,200,000ドル)投資する場合を比較してみます。総投資額はいずれの戦略も同じです。

一括投資 vs 分割投資

やはり一括投資がリターンで勝りますがそれほど大きな違いは無いようです。最終の評価額は一括投資 $34,577,842.49、分割投資 $33,066,891.69となっており4.57%の違いでした。

年初来の最安値はいつか?

毎年の最安値はいつが多いのでしょう。これも調べてみると

2011年の最安値トップ5:

  1. 2011年10月03日: 1099.23

  2. 2011年08月08日: 1119.46

  3. 2011年08月10日: 1120.76

  4. 2011年08月19日: 1123.53

  5. 2011年08月22日: 1123.82

2012年の最安値トップ5:

  1. 2012年01月03日: 1277.06

  2. 2012年01月04日: 1277.3

  3. 2012年01月06日: 1277.81

  4. 2012年06月01日: 1278.04

  5. 2012年06月04日: 1278.18

2013年の最安値トップ5:

  1. 2013年01月08日: 1457.15

  2. 2013年01月03日: 1459.37

  3. 2013年01月09日: 1461.02

  4. 2013年01月07日: 1461.89

  5. 2013年01月02日: 1462.42

2014年の最安値トップ5:

  1. 2014年02月03日: 1741.89

  2. 2014年02月05日: 1751.64

  3. 2014年02月04日: 1755.2

  4. 2014年02月06日: 1773.43

  5. 2014年01月29日: 1774.2

2015年の最安値トップ5:

  1. 2015年08月25日: 1867.61

  2. 2015年09月28日: 1881.77

  3. 2015年09月29日: 1884.09

  4. 2015年08月24日: 1893.21

  5. 2015年09月01日: 1913.85

2016年の最安値トップ5:

  1. 2016年02月11日: 1829.08

  2. 2016年02月10日: 1851.86

  3. 2016年02月09日: 1852.21

  4. 2016年02月08日: 1853.44

  5. 2016年01月20日: 1859.33

2017年の最安値トップ5:

  1. 2017年01月03日: 2257.83

  2. 2017年01月19日: 2263.69

  3. 2017年01月23日: 2265.2

  4. 2017年01月17日: 2267.89

  5. 2017年01月09日: 2268.9

2018年の最安値トップ5:

  1. 2018年12月24日: 2351.1

  2. 2018年12月21日: 2416.62

  3. 2018年12月20日: 2467.42

  4. 2018年12月26日: 2467.7

  5. 2018年12月28日: 2485.74

2019年の最安値トップ5:

  1. 2019年01月03日: 2447.89

  2. 2019年01月02日: 2510.03

  3. 2019年01月04日: 2531.94

  4. 2019年01月07日: 2549.69

  5. 2019年01月08日: 2574.41

2020年の最安値トップ5:

  1. 2020年03月23日: 2237.4

  2. 2020年03月20日: 2304.92

  3. 2020年03月16日: 2386.13

  4. 2020年03月18日: 2398.1

  5. 2020年03月19日: 2409.39

2021年の最安値トップ5:

  1. 2021年

01月04日: 3700.65
2. 2021年01月29日: 3714.24
3. 2021年01月05日: 3726.86
4. 2021年01月06日: 3748.14
5. 2021年01月27日: 3750.77

2022年の最安値トップ5:

  1. 2022年10月12日: 3577.03

  2. 2022年10月14日: 3583.07

  3. 2022年09月30日: 3585.62

  4. 2022年10月11日: 3588.84

  5. 2022年10月10日: 3612.39

2023年の最安値トップ5:

  1. 2023年01月05日: 3808.1

  2. 2023年01月03日: 3824.14

  3. 2023年01月04日: 3852.97

  4. 2023年03月13日: 3855.76

  5. 2023年03月10日: 3861.59

となっています。1月の取引初日がランキングしていることも多いことを考えると今年も1月初日に枠内いっぱい投資するのも悪くない戦略かもしれません。

Chat GPTの活用

今回の解析はすべてChat GPTを使用して行いました、csvファイルをアップロードしこちらの要望を伝えるとグラフの描画や解析をやってくれます。
もう少し賢くなれば自分で最適な投資戦略を考えてくれる用に思いますが、いまはまだこちらが提示した投資方法でのリターンを算出してくれるだけです。

余剰資金でやるのであれば一括投資がおすすめ

理論的には一括投資が勝りますが分割投資と比べたときの違いはそれほど大きいまのではありません。今回は複利効果を考慮していないのでもう少し違いは大きいのかもしれません。寝かせとくお金なら一括投資で良いのでは?、との結論でした。


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