茨城JKよ、永遠にあれ

誰でもスマホを持ってインターネットしてる今の時代。
何が流行ってるか、どんな化粧品が流行ってるか、そして最先端の服や化粧品なんてポチッと押したら世界中どこへでもアマゾンが家まで届けてくれる時代。

もうこの世界には、どこでもグローバリゼーションが広まってて、時代遅れなんて概念は無くなったと思っていた。

だけどここ茨城県の田んぼ道にまだ存在していたのだ。

10年前の古き良きJC・JKの姿が…!!
それも、街行く学生のほとんどが…!!

ピチレモンやニコラが女王様だった時代がまだここには流れていた。

あ。なぜ大阪に住んでいる私が茨城県の話をしているのかというと
もうしつこいと思いますが「みうらじゅんFES」に行くためでございます。

阪急梅田駅で、一人。
朝早く神戸空港に向かう電車に座っていたら、友人の飲み終わりの朝帰りにバッティングしました。
友達とどんちゃん騒ぎした末に乗り込む朝の阪急電車。
一方でひとり茨城県という見知らぬ街で「みうらじゅんFES」という見知らぬフェスを目指して乗り込む朝の阪急電車。

もともと同じコミュニティにいた人間と、同じ時間の電車に乗っていようが、「十人十色」という言葉を頭に浮かばずにはいられませんでした。

私のみうらじゅんさんに対するとめどないハマりよう。執着。これきっと精神的に病んでる人にみられる一症状のように自分でも感じずにはいられないのですが、まあ鬱でもみうらじゅんでも、とりあえずは生きるという選択を選んでいるわけなのですから良しとしましょう。

茨城空港から駅まで向かうバスの道中、私はタイムスリップでもしたのかと勘違いするくらいの大量の学生たちが乗り込んできました。

全員同じ髪型、全員同じスクールバッグ(あのイーストボーイが出してたものを代表とするあのス・ク・バ!ほんとにクソなつかしいぜ。)

とにかくみんながみんなのドッペルゲンガー状態

そして女の子たちは、チェインスモーカーがタバコを吸うかの如く常に100均のクシで髪をといてるではないかっ!

もちろん全員矯正縮毛(ストパー)をあてている。

私はものすごいノスタルジーを感じました。

ギャルとまでいかない、これからそうなるのであろうギャルの卵たちが、緑が覆う田んぼ道の中をバスに揺られているのです。

バスが揺れるたびに、身に着けているこれでもかというほどの装飾物(応援している人物やキャラの写真やらぬいぐるみたち)がカチャカチャ鳴る。

まえのん、なつぅみという言葉がまだ通じそうな大気圏内に知らないうちに入り込めて、非常に興奮しました。

こんな光景が見れたので、みうらじゅんFESを、もーちょい我慢したら夏に近所の京都で開催されるというのに無理やり行って良かったです。


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