ENTPから見た景色 #10 エレベーターで喜ぶ子供と作られた現実
「わあ!落ちてるみたい!!」
これは全く見知らぬ子供が、下りエレベーターの中で言っていた言葉だ。
そこそこの速度があるエレベーターは、5秒程のつかの間ではあったが、私たちに緩い浮遊感を与えていた。
ここでふと思う。
どうして実際に(浮遊感を覚えるほど)高い場所から落ちたことは無いはずなのに「落ちているみたい」という言葉が出るのだろうか?
このような未知の体験を真実として、目の前の現実をそれの模倣として解釈することは、別に子供だけに起こる話ではなくて、大人もやると思う。むし