幼児英語教育大賛成!でも親がたった1つだけもしかしたらと覚悟しておいてほしい事がある。
私は英語の習得を非常に推薦する人の一人です。
自分が英語を学ぶことによって人生が大きく変わり、様々な経験と様々な人と出会ったからです。
だからなおさら英語学習をすることによって、人は大きく人生を変えることができる。
そう確信しています。
でも、英語学習を推奨しながらも心のどこかで覚悟しなければならいな事があるのです。
それは私が色々な人たちをみてきて思ったことと、その子を支えてきた親御さん両方をみて思って感じた事です。
今はどんどん英語の幼児教育が進み、幼稚園、小学生、中学生と英語学習の勢いが止まりません。
それはそれで国際的に非常に良い事と私は思っています。
子供たちが勉強を学びたい!ということは非常に良いことでもあるし、親がそれに対して推し進めるということも大賛成です。
私は19歳から様々なことで海外と接することが多かったです。
25歳の時に渡米する機会がありました。
あの時にアメリカでお世話になっている日本人ボスに言われたことが今でも頭から離れません。
この方は日本とアメリカをずっと往復して、何十年もビジネスをしてきた方です。
もちろん多くの日本人を見てきたことでしょう。
そしてずっといろんな様々な日本人たちと接してきたでしょう。
その頃言われた事が、私が45歳になって実感することができました。
当時ボスは私に言いました。
「なべちゃん、あんたはアメリカに移民する日本人の6世代目です。
これからアメリカで日本人という看板を背負って生きていくということも覚悟しなければならないかもしれない。
もしかしたらうまくいかないかもしれない。
もし、順調にアメリカで過ごすととしたら、日本人としてのアメリカ国籍をもつかもしれない。」
「でもね、もしあなたが結婚して子供が生まれて、その子がアメリカで育ち10歳くらいまで育ったとしたら完全にアメリカ人だよ。
わかるかい。
なべちゃんが日本に帰ったとしても、子どもはアメリカ人です。
そして一緒に国に帰ることはないと思うよ。帰ったとしても適応するのが難しいと思うよ。」
「それとねもう一つある。15歳までしっかり日本で義務教育を受けてこないと、その子はその国の人間になる可能性が高くなる。
それは、本人が納得すれば喜ばしいこと。
でもなべちゃんが年を取って、四十歳、五十歳になった時に日本にいるとするでしょ。
でもねあなたの息子や娘はハイスクールやuniversityに進んで、日本にはなかなか適応せず帰って来れないかもしれない。
だからせめて15歳までは日本で義務教育を受けて、日本人の感性をしっかり身につけなければいけない。
日本の中学を卒業して高校生でアメリカに来たとしても日本にまだ帰れる。
大学生で留学したとしても日本に帰ることができる。
でも、15歳くらいまでをアメリカのジュニアハイスクールで過ごしたらアメリカ人だよ。
なべちゃんが日本に帰っても、子供は遠い国にいて自分の孫を見たり、遊んだりすることが非常に困難になる。
そういう現実が起きる可能性は非常に高くなるという事は覚えておいた方がいい。
出来る事なら、日本でしっかり義務教育を受けて、しっかり日本の文化を身につけさせてからいろんな世界に飛び出すようにした方がいいよ。
何度も何度も回りくどいように同じことを言っていたことを思い出します。
その時にはそうなんだと簡単に思っていましたが、いま自分の息子が大学受験を控えて未来が動き始めたときふと彼の言葉を思い出しました。
きっと都内で勉強をして、都内で就職するかもしれない地元で就職するかもしれないそれは分からない。でも同じ日本に住んでいればいつでも会えるという気持ちになれる。
でも、もしかしたら上記に書いたような状況が起きたかもたかもしれない。
それは各個人の価値観によって判断の仕方が違うかもしれないが、自分の子供には自由にのびのびと生きてほしいという心がある反面、やっぱり何か寂しいような気持ちになったくるというのが親心ではないでしょか。
これからの英語教育によって様々な人生がこれから繰り広げられるかもしれない。
でも心の片隅に、ほんの少しでもいいからそんなことを覚えておいてもらえたら私の経験が少しは役に立つかもしれません。
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