対話 #11 2021.06.21 「鬼の言葉」

「ベシャメルソース」
「なんだ」
「ヴィシソワーズ」
「なんだなんだ」
「フォン・ド・ヴォー」
「フレンチにかぶれたと言うのか」
「どうも鉄人です」
「何のかは言わない」
「何のというか、鉄人です」
「純粋に鉄の人だ、磁石つくかな」
「ワクチンを打ったらね」
「やめろ」
「つくようになるかもね」
「やめろ」
「何が言いたいのかというと」
「それよ」
「言葉の黒船感がすげぇのよ」
「なに?」
「ベシャメルソース」
「はい」
「ヴィシソワーズ」
「はい」
「フォン・ド・ヴォー」
「はい」
「これはもう鬼よ」
「ペリーが来たみたいな」
「鬼の言葉よ」
「今回、結構センシティブよ」
「当時の話だから」
「ペリーを見た当時の市民がね、鬼みたいな絵を描きましたわ」
「おにぎり」
「あっ」
「味噌汁」
「DJみそしるとMCごはんだ」
「佃煮」
「安心〜」
「だろう」
「わかってきた。何なら味もした」
「ベシャメルソース」
「想像上の味みたい。味のUMA」
「もしかしたらUMAいかもしれんがね」
「(ここでさらにうまい返し)」
「こないだのオモコロの記事じゃん」
「もう何も思いつかなかった」
「みんなで編集しよう」

「なんかそういうね、あるわけよ」
「言葉にも馴染みのあるやつとないやつが」
「そう」
「ヴァークシン」
「なに?」
「ヴァークシン」
「なに? バンクシー?」
「馴染む?」
「馴染まん。何?」
「ワクチンの英語読み」
「そなんだ」
「そうっぽい(googleに聞いた人」
「クラピカと団長が戦った街かと思った」
「ヨークシン」
「でもヴァークシンていうと」
「うん」
「なんかすごいSFぽいね」
「確かにね」
「中にはナノマシンがみっちり入ってて」
「うん?」
「人に打ったらパワーアップして」
「慎重にいけよ」
「生身でも無線通信ができるようになったりね」
「うん、うん、はい」
「それで格闘のスキルをダウンロードしてインストールしたりね」
「はい、大丈夫」
「でも実は仮想空間の中で機械に管理されちゃってるんだよね」
「うーん、ギリかな」
「でも誰も管理されてることに気づいていないんだよね!」
「危なくなってきた」
「寄せては返す波のように」
「誰も得しないチキンレースを」
「♪ウェイバー ウェイバー ララ」
「作った人もこんなところで引用されたくないよ」
「♪波寄せて〜」
「仕事しよう」
「せやな」
「ガルバンゾ〜」
「巨人大鵬卵焼き」
「ボロネ〜ズ」
「茶の味」
「アブラマシ〜」

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