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学生インタビュー#01 藤丸さん

この企画は、奈良県立大学(略称:奈県)に通っている大学生にインタビューし、どんな生活を過ごし、何を感じているのか。大学が発行しているキャンパスガイドからは見えてこない、そんな大学生の実態を高校生の皆さんにお届けします。

※オープンキャンパスではこの他にも、さまざまな企画を行っています。
詳細は公式Twitterまたは、大学HPをご確認ください!

インタビュー企画第1弾は藤丸さんにお話を伺いました。
ぜひ最後までご覧ください!

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どうして奈良県立大学に?


ー簡単に自己紹介をお願いします

藤丸と申します。今1回生で、前期入試で合格しました。
サークルは軽音部に入っていて、趣味で音楽を作ったり、服を友達と作ったりしています。

ーよろしくお願いします。早速なのですが、どうして奈良県立大学に進学したのですか?

実は第一志望ではなくて。笑
共通テストの点数が低かったので、「高校の先輩が入ってるし、とりあえずここにしとこ!」ってことで出願しました。高校の先生に相談した時も「自由にやらしてくれるんちゃうん」って言ってくれて、無事合格したので入りました。

ーちなみに、大学でやりたかったことはありますか?

そもそも、大学進学をそこまで重視していなかったんです。笑
「勉強したい」というよりも、「いろんな人と関わりたい」思いの方が強かったので。やりたいことは、これまでの人生で英語を使った交流の機会があって、「他の国のことをもっと知りたいなぁ」と思っていたので、外国語学部系の大学を志望していました。

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入学までの奈県のイメージと入ってからの奈県について


ーでは、奈県に入るまで、どんなイメージを持っていましたか?

オープンキャンパスには行かなかったんですけど、観光とか、地域創造をしてるって聞いていました。あと、他の大学よりフィールドワークを重視しているっていうのが印象に残っています。他の大学と違って、「座学よりもアクティブに活動するんやろな〜」っていうイメージがありました。合格決まって、入学式の前にようやくパンフレット見る機会があったんですけど、その時に、「こんな大学やったんや、ちょっとおもろそうやな」って思いました。

ー奈良県立大学に入ってよかったことはありますか?

入学してすぐに、CHISOUラボっていう取り組みに参加したんですけど、その時に話してくださったみなさんが本当に優しくて、「ここで4年間楽しめるな」って思いました。

CHISOUとは奈良県立大学にて行われている実践型アートマネジメント人材育成プログラムです。読解・表現・共有のプロセスを幾重にも重ねながら、美術や音楽、空間デザインなどの芸術領域を横断するアートプロジェクトの実践を通して学び合い、多角的かつ総合的にマネジメントするための技法を実践的に身につける取り組みです。

ーやはり、入ってから分かる魅力ってありますよね。

そうですね。入ってみないと分からないことがたくさんあると思います。
どの大学に入ったとしても、高校生の頃よりも自由の幅が広がると思うんです。けれど、地域創造学部だからこそできることがこの大学にはあると思います。座学だけじゃないし、町おこしをメインにやるわけでもなくて、いろんなことに積極的に取り組めるんですね。僕はアートとかに興味があったので、「それを4年間やってもいいんやな」って思いました。

ー確かに奈県はいろんな先生(教授)がいますもんね。

そうですね。授業も観光や町おこしに関する授業ばかりではなく、「アート」とか「社会学」とか「心理学」とか。いろいろなことが学べて、全てが何かしら僕に還元されるんです。
もし第一志望の大学に入っていたら、それはそれで楽しいと思うんですけど、自分の学びの幅が狭かったと思います。また、インプットはできると思うんですけど、「奈県ほど自由な時間を作ってアウトプットができる環境ではないのかな」って思います。

ー1年生でそこまで考えているのは凄いですね。アウトプットがしやすいのも奈県らしさだと思います。

本当にこの環境で良かったと思います。
僕はどちらかというと、大学の外で活動する機会が多くて、今後も増えて行くと思うんです。今でも外で関わった人と一緒に活動しています。でも、それと同時に、学外での活動をこの大学に還元できることが生まれてくると思うので、自分がどれだけ還元できるか楽しみです。

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これからの大学生活でやりたいこと


ーでは、現時点での経験を踏まえて、これから大学でやってみたいことはありますか?

今やっていることの延長線になるんですけど、よりアカデミックかつ、自由に活動していきたいです。西尾先生やCHISOUでの学びが本当にたくさんあると思うんで、できる限り、外にアウトプットしていきたいと思います。
特に僕の場合、音楽を作っているので、国籍とか年齢とか、そんな障壁関係なく、いろんな人と繋がれるような取り組みをしていきたいですね。他にも、全方向にかっこいいことをしたいので、クリエイティブチームを作りたいですね。自分たちのセンスでやりたいことをやって、みんなを巻き込みたいです。

CHISOUでの学びについてもう少し教えていただけますか?

私は「感覚」というプログラムに参加しました。
スピーカーメーカー”listude”さんによる新たな試み「地奏」と岩田茉莉江さんによる「音さんぽ」のコラボレーションを通して、その瞬間、その場でしか生まれない音から、土地に積み重ねられた層と感覚の広がりを体験するツアー型アートプロジェクトを開催しました。
私自身、パンデミック時に環境音楽に興味を持って周りの音を取ってみたりしていたので、そのこととマッチしたような気がしました。アートプロジェクトに参加するのは人生ではじめてのことで、しかも運営なんてしたことなかったので不安でしたが、年齢・経歴の異なるメンバーの皆さんに助けていただきめちゃくちゃ楽しかったです。笑

CHISOUでは物事をさまざまな視点から見ることの面白さを実感しました。アートには自由な発想を生み出す力があります。その面白さがいろんな人に伝わってほしいと思ってます。

ーありがとうございます。CHISOUのような経験ができるのも奈県の良さですよね。

そうですね。少人数だからこのような取り組みでも密にやりとりができると思います。人数が少ないので、一人一人が良くも悪くも目立つんですね。笑
なので、頑張れば頑張るほど、みんなが注目してくれますし、自分の熱量を伝えると、みんなが認めてくれるので嬉しいです。

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高校生へのメッセージ

ー最後にこの記事を見ている高校生に、メッセージをお願いします。

オープンキャンパス来る人やこの記事を見ている学生は、奈県だけじゃなくて他の大学を目指している人もいると思います。そして、部活動がようやく終わって、これから受験勉強がスタートの人とか、色々な状況の人がいると思うんですよ。僕も本当は、1年間留学に行く予定だったので、大学に行くつもりではなかったし、去年の今ごろから受験勉強を始めました。そんな僕でも大学に進学して、楽しんでいるので、必死になってなんとか頑張ってください。あと、頂上目指せば何合目かまでは絶対に行けるから、目指す場所を定めて、とりあえず歩き出してください。そして、自分に自信を持って、ノイズには耳を傾けず、目指す目標に一点集中で頑張ってください。以上です。

ーありがとうございました!

藤丸さんへのインタビューは以上になります。
ご協力いただきありがとうございました。

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文章:佐藤 インタビュー:安村・佐藤 撮影:佐藤

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