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学生インタビュー#02 片山さん

この企画は、奈良県立大学(略称:奈県)に通っている大学生にインタビューし、どんな生活を過ごし、何を感じているのか。大学が発行しているキャンパスガイドからは見えてこない、そんな大学生の実態を高校生の皆さんにお届けします。

※オープンキャンパスではこの他にも、さまざまな企画を行っています。
詳細は公式Twitterまたは、大学HPをご確認ください!


インタビュー企画第2弾は片山さんにお話を伺いました。
ぜひ最後までご覧ください!

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どうして奈良県立大学に?


ー簡単に自己紹介をお願いします。

片山です。生まれも育ちも奈良県で、実家から大学に通っています。
大学では生協学生委員会とNACS、バレー部に入っています。
自転車競技を高校生から始めて、今は実業団に入って活動しています。

ー自転車競技やバレー部と言うことは、運動が好きなのですか?

運動は好きで、小さい時から水泳、器械体操、ダンスをやっていました。運動神経はあまり高くないと思うんですけど、体の使い方が上手いって高校の先生に言われて、自分よりも体格が大きい人とも対等に戦えるので楽しいです。

ーでは趣味は自転車なのですか?

趣味というよりも、自転車は高みを目指せる唯一のものだと思ってます。親と弟がやっていたのでやってみようかなと思ったのが自転車競技をはじめたきっかけです。高校生の時にインターハイで6位に入賞したり、家族全員で一つのチームとして取り組んでいるので、今では自分のアイデンティティになっています。
趣味は、写真撮ったりアニメみたり、、結構インドアです(笑)

ー話が変わるのですが、なぜ奈良県立大学に進学したのですか?

観光の勉強がしたかったからです。
過去に、生駒市長さんと話す機会があって、「生駒市も観光に力を入れたいですが、そういう人材がいないので、観光の勉強をした人が欲しいんです」って話されてたのがきっかけで、「やるしかない!」って思いました。そして、中学の時に観光を学べる大学を調べたら、奈県があって、「地元やん!めっちゃいいやん」って思ったので、中学生の時に行くことを決めました。高校生の時に、大学を1本に絞りすぎて、部活の顧問の先生に「一回他の分野も覗いた方がいいんちゃうん」って言われたこともあります(笑)
他にも、奈良市観光協会さんが企画しているイベントで、お寺をめぐるイベントに参加した際に、「こんな面白い世界があるんや」って思いました。添乗員の資格が必要になるんですけど、参加者の意見を取り入れながら仕事をできるのが面白いなぁって感じました。それだけじゃなくて、高1の夏にインターンシップに行ったら受け入れ先が偶然、奈良市観光協会だったんですね。そしてインターン中に、私が参加した同じイベントの企画について話し合いう機会があって、私なりに「もっとこうしたらいいのに」っていう改善点をむっちゃ言いました(笑)その経験で、自分の意見を言えるのが楽しいなと思いましたね。

ー大人に対して、しっかり意見を言えるのは凄いですね。どうして積極的に言えたのでしょうか?

その時の私が、高校生だったので上も下もわからずズバズバ言えたのだと思います。(笑)ただ、これまで育ってきた私の環境が40〜50代の大人に囲まれた生活だったのが影響しているかもしれないです。大人に対して意見を言うのに年齢は関係ないんじゃないのって思います。

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受験生の頃の生活と大学生になった今の生活について


ー貴重な考えをありがとうございます。では、受験期はどのような生活でしたか?

11月の末に推薦の試験があったんですけど、部活の引退が9月の半ばだったんです。最後の全国大会で入賞して引退できたのでよかったんですけど、これまで部活ばかりの生活で1日に3時間も勉強できていなくて。ですが、そこから2ヶ月間、「行きたい!」っていう思いでむちゃくちゃ勉強しました。小論文対策ではニュースを見たり、自分なりにネットで調べたり色々してました。
また、担任や進路指導の先生に「教えて〜!!」って頼んだりしてたのもいい思い出です。提出する志望動機書でも「こうなったらいいのに」っていうことを書いたり、面接の時は面接官の人に「私はこういうことをしたいんですよ!」って熱弁したら合格しました。

ー熱意が伝わったんですね

多分そうです。(笑)
自分のやりたいことに全力で取り組んできました。これまで、ありがたいことに挫折したことなくて第一志望で通ってきました。本当にありがたい人生だなって思います。けれど、これから大学生活を充実させるために、入学した時に熱弁した理想論を実現できるように頑張りたいです。

ーでは、奈良県立大学に入って、印象や良かったことはありますか?

一番最初にびっくりしたのは、全体的に身近だなって思いました。というのも、先生とか先輩とかの距離が近くて、疑問に思ったことを質問すると、しっかり返って来るんです。しかも親しく、具体的に返ってきて、本当にいい大学だなって思います。
あと距離が近いからかもしれないんですけど、よっ友が少ないですね。別の大学に行った友達と話しても、他の大学は先生との距離がそこまで近くないみたいで、よっ友も多いみたいです。
良かったところは、いろんな経歴・専門の先生がいる点だと思います。
私は観光の勉強がしたかったんですけど、シラバス(講義一覧)を見たら観光系の講義が全然なくて(笑)でも、奈良に関係する授業や全く興味のない分野の講義がたくさんあるので受講したら、「そんな面白い世界があるんや」って思うようになりました。実際、どの講義の内容も自分の身近なことだし、将来生きていく中で参考になることだなって思います。
観光だけじゃない、いろいろな講義を受講できたことで、私自身、物事を広く見れるようになったと思います。

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ーでは、大学生活が始まって4ヶ月が経ちますが、勉強以外の生活に変化はありましたか?

青春が来ました(笑)
高校の時は授業と部活だけで友達と遊ぶ時間が全然なかったので。
授業がたくさんあって、しんどい日もあるんですけど、みんなで集まって話したりできて楽しいです。帰りたくないなって思います。
この前も、仲良くなった友達とかと長谷寺に紫陽花見に行きました。奈県は県外出身で奈良を知らない人が多いので案内しています。まずは東大寺に行って、「盧舎那仏に挨拶しなさい」って言ってます(笑)そして友達から「マジでガイドみたい」って言われました。
奈良県民だから持っている知識を共有したり、おすすめの料理屋さんに連れて行って、大和野菜とか、大和地鶏とかの奈良料理を食べてもらうのが楽しいです。高校の時より自由な時間が多いので、友達と遊ぶ時間を大切にしたいですね。

ー自転車競技も続けているとのことですが、大学生の両立はどんな感じでやっていますか?

土日は1日使って練習していて、バイトがない日や早く授業が終わった日は1時間でもトレーニングをするようにしています。高校生の時より練習時間は減っているんですけど、密度を高めてできているなと思いますね。高校生の時は先生に言われるメニューを消化するだけだったんですけど、今は自分に不足している部分を考えてそれを補う練習をしているので。

ー自転車競技での目標はありますか?

奈良国体に出場したいです。
確か10年後ぐらいの開催地が奈良なので、奈良県民として出場できたら「めちゃくちゃかっこいい!」と思うので、出場したいなぁと思っています。

高校生へのメッセージ

ー最後にこの記事を見ている高校生へアドバイスをお願いします。

自分自身が大学に入って思ったのは、奈県は研究とかやりながら、自分の知らない部分を知れる大学だと思いました。
他の大学だとキャピキャピしているイメージを持っているかもしれないんですけど、1年生からゼミが始まったり、プレゼンの機会があったりするので自分を鍛えることができると思います。あと学ぶことができる分野も広くて、自分の視野を広げることができる大学だと思いますね。知名度が低くて、秘境みたいなところですけど、ここだからできることも多いです。私もそうなんですけど、人とは違う何かをしたい人にはおすすめの大学だと思います!

ーありがとうございました!

片山さんへのインタビューは以上になります。
ご協力いただきありがとうございました。

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文章:佐藤 インタビュー:安村・佐藤 撮影:佐藤

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