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馬主が書いた一日一言 西山茂行

1987年秋~1991年春までの、西山氏がサンスポに書いたコラムをまとめた本。
Twitterでの西山氏の人気も相まって、一時期Amazonでの古本相場が高騰していた記憶だが、今はまた1000円台に落ち着いていた。

西山氏の期待馬についてや、シェリフズスターの購入~JC道川騎手出走プラン、急激に西高東低になる様子、馬主会vs社台問題、大橋巨泉氏の降板、「馬体重屋」という人の存在など、リアルタイムな状況を知ることができてとても面白い。なんなら、目次を眺めているだけでも楽しめる。
セントナダラって全然知らない馬だったのだけれど、期待値の高さを知ることが出来た。ちらっと出てくる田村騎手(田村正光騎手だよね?)の騎乗拒否問題って、どんな話だったんだろう。検索しても引っかからないな。

あとがきにもあるとおり、単枠指定問題からの馬連発売や降着制度導入など、実際に西山氏の問題意識が制度化されたものもある。
他方で、1700勝もできるのは増沢騎手が最後という予想のように大きく外れたものもある。
とにかくこういうコラムで色々と未来について書いているからこその当たり外れである。こういうものが残っていることが重要。

これ以降のコラムも、西山さんがお元気なうちに(電子)書籍化してくれないものだろうか。


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