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無意識に欲をコントロールされている??

~2023年度からSNOWに関わってくださっている「かわけん」さんから、一筆いただきました~

新年度になって、早1か月。
4月から環境が変わった人も、新しい環境に少しづつ慣れ始めている頃だと思います。
僕自身、今年で小学校教員7年目ですが、今年度は担任をもたず理科の先生をしています。
初めて担任をもたない一年を過ごします。今までとは違う一年に、今もとてもワクワクしながら仕事しています。

そんな僕ですが、プチ(?)携帯依存症です。

ついつい次を見てしまうショート動画。
別に理由もないけど見てしまうSNS。

「むっちゃ時間を無駄にしているよな」
と思いながらも、全然やめることができませんでした。

そんな中、先日アンデシュ・ハンセン著「スマホ脳」を読みました。

この本には、どうして人はスマホをついつい使ってしまうのか ということを、人類の歴史や脳科学の視点から言及しています。

この本を読んで
僕は欲をうまくコントロールして生きていきたいと強く思いました。

携帯にかまう時間、動画やSNSに使っている時間は、
大半が何気なく時間を過ごして、無意識に欲をコントロールされていると思います。

僕のiPhoneのスクリーンタイムは約7時間。
睡眠時間の6時間を除いた、一日18時間のうち、約40%を携帯の画面を見ていることがわかりました。

平等に与えられた24時間のうち、その時間の多くを無意識に欲をコントロールされていることに僕は悔しくて悔しくてたまりませんでした。

そこから、携帯の時間を減らそうといくつかのことを実践しています。

・画面の色を白黒にする
 →画面を見たいという気持ちがかなり減ります。
・朝の5時から10時までアプリの使用を制限する
 →携帯を開けても、アプリが何も開けないため気にならなくなる。
  より効果的なものに、タイムロックキーパーという、携帯を時間が経つと開く鍵付きのボックスを使うのも有効。

実践して、約3週間ほど経過しました。
これらを実践することで、今体感している効果としては、
・スクリーンタイムが一日平均、2時間半程度になった。
・朝の時間にスマホを見なくなったため、自分のしたいことに使う時間が増えた。
・読書や学んでいる内容が前と比べて頭に入ってきやすくなった。

人間は集中を分散させて生き延びてきました。
狩猟時代、外敵から身を守るためには、身の回りのいろいろなことに注意をしておく必要があったからです。

現代は、狩猟時代のような危険はないため集中を分散させる必要はありません。
しかし、人類の長い歴史の中で培われてきた習慣なので、人間にプログラムされてしまっているのです。

携帯には、たくさんのコンテンツが含まれているために、集中力を散漫にするのにはうってつけのツールです。
ある意味、狩猟時代の集中を分散させるというプログラムを呼び起こす最強のツールなのです。
これでは、集中して読書などの物事に取り組めず、内容の定着が悪くなるのもうなづけます。

少し脱線してしまいましたが、携帯によって無意識に欲がコントロールされてしまっています。
皆さんは、欲をコントロールされる人生が良いですか?
それとも、自分の欲をコントロールして、文明の利器であるスマホを自分の人生をより豊かにする方向に使いたいですか?

一度、スマホとの付き合い方、時間という命の使い方を真剣に考えてみませんか?

かわけん