佐藤亜紀 NPO法人aLku

「子育てしたい理想の場所」を探して3年前に川崎から山形へ移住し、ソーシャルビジネスを展…

佐藤亜紀 NPO法人aLku

「子育てしたい理想の場所」を探して3年前に川崎から山形へ移住し、ソーシャルビジネスを展開する社会起業家のシングルマザー。 noteの収益は、NPO法人aLkuが行う非収益事業「ひとり親支援事業」に100%充てられます。 http://npo-alku.jp/

マガジン

  • 田舎×社会起業家<note有料版>

    社会起業家:社会課題を解決を目指した事業を起こす人。 日本を代表する社会起業家を輩出し続けてきたNPO法人ETIC.のプログラム、社会起業家の登竜門「社会起業塾」の2017年度塾生として学んだ経験や、社会起業家としてNPOを立ち上げ、田舎でソーシャルビジネスを行ってきて感じた事、気づいた事、痛感した事など赤裸々に書いていきたいと思います。 「あなたは本当に社会を変えたいのか?」「社会のためにちょっといいことをしたいだけではないのか?」「対象の顧客(当事者)を本当に理解できているのか?」 社会起業塾生となり意気揚々と乗り込んだプログラム初日・・・痛すぎる「問い」に私は早速ビビりまくりました。 NPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんも卒塾された「社会起業塾」という名の、覚醒の拷問プログラムを受けるまで、私は自分を社会起業家だと思い込んでました。

最近の記事

NPOも、お金を稼いでいいんです。

今年に入ってから、学校や自治体から、月に3〜4回のペースで講演依頼が来る。 人の前で話すのは好きだし、いろんな人の意見も聞ける貴重な場なので、私自身も楽しみにしている仕事の1つなのだけど、私が心底衝撃を受けた講演は今までに2回ある。 1回は終わってから駐車場の車の中で1人で大泣きした。 2回目は終わってから速攻で説明資料を大幅に書き直した。 1回目の衝撃講演の方が聞きたいと思うが、それはまたの機会にとっておいて、今回は2回目のお話をしたい。 あれは、2年ほど前の夏で

    • 恋愛事情

      まず初めに宣言しますが、シングルマザーだって恋愛してもいいんですっ! ママだって恋愛してもいいんですっ!(結婚してる人は、そこはぜひとも旦那さんとしてほしいと思いますが・・・) 私の尊敬する友人には、ネギと恋愛してる人もいますが、それでもいいんですよっ!笑 「自然と恋してる」正直、私にはよく分かりませんが、いいじゃないですか!かなり素敵ですよ! 今からご紹介する話は、去年の夏にange(当時あんじゅ会)会員さんから寄せられた相談です。(個人の特定を避けるためお名前、家

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      • 戦い方

        「自分らしく生きて、自分のやりたいことを突き進む」と、色んな人や機関と戦う場面は誰にでもあるんじゃないかなーと思ってましたが、最近そうでもないことも知り、「これは私の性格の問題か!」と気づいた30歳です。 私が尊敬している人たちの戦い方は、面白いくらいに分かれる。 1:「とことん戦う。」 2:「全てを受け入れる。」 3:「愛で包み返す。」 4:「完全無視。」 あなたはどのタイプですか?私は2と3に憧れるけど結局1です。笑 リスクやその後のめんどくさい状況にな

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        • 県庁の熱い男、小室さん

          <協力隊1年目> 手探りでのひとり親支援(後章) 「一度お会いしてお話しさせてください!」 電話越しでそう話す県庁の人は、熱意の塊のような人で、長井市でひとり親コミュニティあんじゅ会を立ち上げた私に興味を持ってくれたようだった。 電話でのやり取りがあった数日後、わざわざ長井市までお越しいただき、子育て推進課同席のもと話し合いが始まった。 小室さんは「これから県でもひとり親家庭の支援に力を入れていく事になりまして・・」と県の政策の話をされ、私はあんじゅ会の活動内容、会員

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        • 田舎×社会起業家<note有料版>
          7本
          ¥3,000

        記事

          イベント大失敗?

          <協力隊1年目> 手探りでのひとり親支援(前章)  地域おこし協力隊に着任した翌月に長井市に住むシングルマザーから「長井にはひとり親が集まったり話したりする場がなくて、シングルマザーの友達がいない」という相談があった。 私もひとり親ということから“ないなら作りましょう!”と長井市ひとり親家庭のコミュ二ティ“虹のわ会”を発足した。 まさかこんな軽い勢いで発足したものが今の様な事になるとは思いもしなかったが・・・

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          イベント大失敗?

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          協力隊着任早々、クビですか?

          私の所属する課は、長井市役所地域づくり推進課というところで、地域循環型農業のレインボープランによる地域おこし活動というミッションが与えられたが、着任したときはそれがどんなに難しいことかなんて想像もつかなかった。 というのも、私は今、NPO法人を立ち上げ、子育て世代と地域のつながりを作り、子育て世代の孤立化を解決するソーシャルビジネスを展開している。 そのきっかけはソリューション型のプロジェクトである、ベビーボックスプロジェクトを企画発案し市の政策として取り組んだからだし(

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          協力隊着任早々、クビですか?

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          命の警報

          長井に移住する約1年前、長女は保育園年長さん、長男は0歳6ヶ月でお姉ちゃんと同じ認可保育園には入れず、川崎の園庭もない狭いビルの一室の認定保育園に預けていた。 私は家から近い総合クリニックの人工透析室で医療秘書兼クラークとして働いていて、仕事と子育てで毎日を目まぐるしく過ごしていた。 人工透析は祝日や年末年始も関係ない。患者さんは週に3日の透析を受け続けなければ死んでしまうのだから、(少ない人で週に2日、多い人で4日。)例え台風や災害があっても治療をしなければならない。

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          シングルな運命

          現在、私には8歳の娘と4歳の息子がいる。 しかしシングルマザー歴は7年になる。計算が合わない?そうなんです。(笑)長女が1歳になる前に離婚をし、それから1人で娘を育ててきたが娘が3歳の時に息子の父親となる男性と知り合い、付き合う事になり、1年交際したあと婚約し、同居して籍を入れる前に息子を妊娠した。 当時、私は25歳、彼は28歳だった。実は妊娠を教えてくれたのは娘で、ある日私にピタッとくっつき驚いたように顔を上げて「ママ~お腹に赤ちゃんいるよ~」と言ったのだ。 「え~い

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          初めまして、地域おこし協力隊

          地方創生が注目されている昨今、よく耳にする“地域おこし協力隊(以下協力隊)”その名の通り都市圏に住む人を対象に、地方に移住してもらい地域のために活動をする人達の事で、平成29年7月現在、全国で4千人以上の協力隊が活動している。 私も山形県の置賜地方にある長井市という人口三万人弱の小さなまちの協力隊として着任し今年が3年目だ。 協力隊の任期は最長3年間なので今年が協力隊として活動できる最後の年となる。 長井市には今まで9人の協力隊が着任し、それぞれに与えられたミッションが

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          初めまして、地域おこし協力隊

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          ワンダーランドな都会

          「田舎で子育てしよう」 神奈川県川崎市にある息苦しいほど蒸し暑い部屋で、汗が額からキーボードに滴り落ちるのも気にせず、夢中になってパソコンに向かった平成26年の夏、静かにデスクトップを閉じた時、私はそう決断した。 私の出身は神奈川県川崎市、人口約147万人(平成27年11月現在)、都心へのアクセスも良く年々人は増え続け、騒音を響かせ常に何かを建てている。 日々まちの景色は変わり、なんだかとても忙しい街だ。 「昔はこの辺も田んぼしかなくてね、自分で作ったパチンコで蛙を狙

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