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MEGURUの今がわかる、つながる「MEGURing」を開催しました!
MEGURing、誕生
◎MEGURUの現状
「MEGURUってなに?」「名前は知ってるけど…」
4年目を迎えたMEGURU、活動の幅が広がっていく反面、そのような声がチラホラ聞こえるようになっていました。
MEGURUをもっと知ってもらいたい、地域の仲間ともっとつながりたい…
私たちは考えました。地域の人事部構想を目指すにあたって、MEGURUの「今」を考え、MEGURUの各事業を可視化する機会が必要だと。
そして、すでにMEGURUに関わっている人だけでなく、MEGURUに興味を持ってくれる人をもっと増やしていくことが大事だと。
◎新企画の名は、「MEGURing」
そんな想いを実現するため、MEGURUの事業を紹介し、さまざまな人と広く意見交換する企画を考え、2023年6月から始動しました!
MEGURUの今が現在進行形(ing)でわかり、つながる(Rings)時間にしたいと考え、名前は「MEGURing」と名付けました。
今後、月に1回を目安に定期開催を目指していきます。
第1回の概要
◎開催概要
・日にち:2023年6月27日(火)
・時間:19:00-20:30
・場所:スナバ(塩尻市大門八番町1-28)
※zoomによるオンラインとのハイブリッド開催
・参加者数:オンライン参加含め16名
◎目次、タイムテーブル
・チェックイン、自己紹介
・今のMEGURUのホットトピック
・「大学生事業部」の紹介
・「人的資本経営推進事業」の紹介
・質問、意見交換
今のMEGURUのホットトピック
代表理事・横山より、最近のホットトピックの共有がありました。
共有された事項は次の3つです。
①大門商店街ハリカの活用、「en.to」プロジェクトが始動しました!
DIYもスタートしていきますので、ぜひお楽しみに^^
②塩尻 CxO Lab第4期がスタートしました!今期は17名の参加者と3つの課題に取り組んでいきます。
『「実家の農地どうしよう?」〜都市部に住む農家の孫・子供に情報と選択肢を〜』:武田卓哉さん
『~GLAMPING BASE enCampの未来地図~価値ある出会いをつくる地域の居場所へ』:新井和佳さん
NFTを活用した自律分散型コミュニティの創出 ー 関係人口創出の舞台となる「en.to」でプロトタイピング:保延祐希さん
③NFTを活用した自立分散型コミュニティの創出に挑戦していきます!MEGURU DAOの組成に乞うご期待。
1.大学生事業部Climebの紹介
テーマスピーカー:上野琉花(MEGURU学生事業責任者/長和町地域おこし協力隊)
◎チームのミッション
大学生事業部「Climeb」は、信州大学生が発起人となり、学生と地域で働く人たちを繋げるイベント「いきはたパーク」を開催するなど、勢いがあるチームです。「長野県の大学生が、地域で自分らしく働くという価値観を醸成し、地域で主体的に活躍する人材を生み出したい」という想いの下、大学生と地域企業の双方がビジョン実現、協働、持続的な成長をできるような支援を行っています。
◎主な事業
昨年度は、大きく2つの事業に取り組み、大学生が早い時期から企業や社会を知ることを支援しました。
1つ目は、「いきはたパーク」です。地域の経営者や社会人と学生が出会い、フラットに話す場を設けました。準備段階ではクラウドファンディングに苦戦すること等もありましたが、当日は学生、ゲストを合わせて60名程度の参加があり、活発な意見交換が行われました。
昨年度は1日のみの開催でしたが、1回でも経営者と顔を合わせる機会があることで、大学生の視野が広がるきっかけになったと考えています。
2つ目は、在学中に実際に企業に入ってみることの実践として、1ヶ月から3ヶ月程度の長期の実践型インターンシップを提供しました。大学1・2年生がターゲットのため、受け入れ先の企業への就職に繋げると言うより、大学生は社会を知り、企業はフレッシュな意見を吸収することが主な目的です。
昨年度は、学生8名、受け入れ企業5社により行いました。小売店でインターンシップを行った学生の例では、受け入れ先の企業に販売方法の提案を行い実際に採用された等、学生と企業の双方の成長に繋がる事業となりました。
◎課題、改善点
事業の主体が大学生ということは強みである反面、企業側に入り込めない面も感じています。その点は、企業をより良くしようとしている方々と連携し、より良い大学生と企業のマッチングになることを実現したいです。
また、現状の受け入れ先企業はMEGURU関係者の個人的なつながりに依拠するところが多いため、継続的に受け入れ先を探せる仕組みを模索します。
◎今後の展望
「いきはたパーク」は、継続しつつもさらなるアップデートを図ります。年に1回の単発ではなく、ミニマムな形でも頻度高く行い、日常化したいと考えています。実践型インターンは、学生と企業の成長という二軸の底上げを目指します。
また、MEGURUの「ながの人事室」と連携し、条件や待遇ではない「共感」のマッチングによる就活が生まれたら面白いとも考え、新たな構想を模索しています。
MEGURUが人の人生を一貫して支援することを目指す中で、Climebでは主に大学生の部分を担っていきたいと考えています。
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進化を続ける若いチームの動向に今後も注目です!
2.人的資本経営推進事業
テーマスピーカー:村上洋一(塩尻市役所)
◎チームのミッション
「人的資本経営」とは、人材を企業の「資本」として捉え、投資することで価値が高まるという経営のことです。採用や教育については投資という観点で取り組んでいくという考え方で、今あるものを消費する「資源」という考え方と対になるものです。
塩尻市役所の産業政策課と昨年度から取り組み、人的資本経営が浸透していない地域の中小企業を支援することがミッションです。
◎主な事業
昨年度は、「中小企業人財支援事業」として実施しました。コロナ後を見据え、松本地域の企業でも人手不足が再燃している現状で、事業主は多くの経営課題を抱えています。銀行等の支援機関はあるものの、内容が多岐に渡るためワンストップで解決できないケースも散見されました。
そこで、MEGURUが事務局となって中小企業の課題を切り出し、市振興公社や金融機関等が持つ適切な支援リソースを提供、解決までMEGURUが伴走を行いました。
◎課題、改善点
中小企業人財支援事業は経営課題の解決という成果があった反面、表面的・部分的な解決にとどまり、すぐに次の課題が露わになる傾向がありました。
また、本来は短期的な人材不足にとらわれない戦略的な人材採用が必要であり、採用から定着まで一貫した人事施策の実行が求められます。
◎今後の展望
今年度は、「人的資本経営推進事業」としてMEGURUが地域の企業に入り、次の3点の実行を目指します。
①経済産業省も推奨している「人的資本経営」の考え方を取り入れる
②企業の経営ビジョンと連動する「人材戦略・人材ビジョン」を策定し、人事施策を実行する
③上記2点に伴い、人手不足の解決を図る
5社程度の企業を抽出し、MEGURUが伴走しながら成果を上げることを目指します。また、成果報告会を開催し、より多くの企業への波及を図ります。
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昨年度の課題を踏まえた、今年度のさらなるパワーアップに期待がかかります!
質問、意見交換の内容
参加者からは、短期間の事業にとどまらず、長期的な繋がりができると良いのではないか。実際の企業側の声はどうなのかといった質問がありました。
事業担当者からは、実際に企業の中で起こったエピソードを交えながら、企業にとってもメリットがある事例が紹介されました。
また、MEGURU代表理事・横山からは、①個人向けのキャリア支援により力を入れたいこと、②企業単位で人材を奪い合うのではなく、地域単位で人材のパフォーマンスを最大化するための仕組みを模索すること、の2点について話がありました。
第2回に向けて(次回予告)
・日にち:2023年7月18日(火)
・時間:19:00-20:30
・場所:スナバ(塩尻市大門八番町1-28)
第1回では、事業の内容はもちろん、担当者の取り組み状況や人柄についても理解が深まりました。それは各事業が連動していく「地域の人事部」という構想にとって大切なことであるため、その状態を作り出せたという点からも良い企画になったと感じます。
第2回は、「地域の人事部と拠点事業はどう作用するのか」をテーマとし、「地域の人事部推進」および「en.to」の各事業の紹介を予定しています。
第1回を受けて、意見交換の時間がもっとあれば…といった改善点も出たため、よりアップデートされた第2回にご期待ください。
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