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MEGURUの今がわかる、つながる「MEGURing」第二回を開催しました!

好評のMEGURing、第二回

◎改めてMEGURingの概要

「MEGURUってなに?」「名前は知ってるけど…」
そのような声がチラホラ聞こえる中、MEGURUの「今」を考え、各事業を可視化する機会が必要だと考えMEGURingは始まりました。
MEGURingの名には、MEGURUの今が現在進行形(ing)でわかり、つながる(Rings)時間にしたいという想いがあり、事業の紹介にとどまらず、さまざまな人との意見交換を通じてMEGURUの理解を深めることを目的にしています。

◎第2回の概要

・日にち:2023年7月18日(火)
・時間:19:00-20:30
・場所:スナバ(塩尻市大門八番町1-28)
 ※zoomによるオンラインとのハイブリッド開催
・参加者数:オンライン参加含め16名

◎目次、タイムテーブル

・チェックイン、自己紹介
・今のMEGURUのホットトピック
・「地域の人事部」の紹介
・「en.to」の紹介
・質問、意見交換

MEGURUホットトピック

代表理事・横山より、最近のホットトピック5点について共有がありました。

①関係人口創出事業「塩尻CxO Lab」のフィールドワークを実施しました
塩尻市外の人や大学生など多様なメンバーで、今年は地域課題として3テーマを設けて取り組んでいきます。7月1日、2日にフィールドワークを行い、今後仕様書作り等を進めていきます。

②「地域の人事部」第1回協議会実施
後述するMEGURUの柱となる取り組みです。今年度はその一部を経済産業省・関東経済産業局と共に行っており、金融機関、国、商工会議所、市役所等の関係機関による第1回の協議会を実施しました。「地域の人事部」構想をいかに面的な取り組みにしていくかに注力していきます。

③学びの記録・促進ツールENAGEED(エナジード)プログラムを丘中学校に導入
探求学習やキャリア教育支援を行う一環で、ENAGEEDという民間企業のプログラムを試験的に導入することになりました。

④パーソルグループと塩尻市の合同研修を実施
7月から2ヶ月ほど、キャリア教育と地域企業の定着をテーマに行います。来年度以降は地域の企業も巻き込んだ研修になるといいという構想もしています。

⑤求人メディア「ながの人事室」で県の移住イベントに登壇
多くの市町村や企業も出店する「信州で暮らす働くフェア」に登壇します。また、ながの人事室では地域おこし協力隊案件も5件掲載予定となっています。

1.地域の人事部構想の紹介

◎チームのミッション

地域全体の人材確保や定着を目指し、MEGURUの看板としても掲げている「地域の人事部」の実現に向けて取り組んでいます。
地域の人事部構想では、地域企業と個人の支援やマッチングについて、金融機関や大学等の地域の関係機関が連携し、課題解決に取り組むプラットフォームの構築をしていきます。
最終的には、企業が人材を確保・定着できて、地域で優秀な個人が育っていく状態を目指します。また、「地域」の名のとおり、MEGURUだけではなく構成メンバー全員で実現したいと考えています。

◎主な事業と方針

昨年度からの3年間は、経済産業省・関東経済産業局との事業を中心に取り組んでおり、ホットトピックでも触れた地域の人事部協議会の運営を軸に、企業の人的資本経営推進や人材支援、個人のリスキリングやリカレント支援等を面的な取り組みとして行っています。
例えば企業に対しては、マッチングだけでなくその後の育成や定着、個人に対しては就職だけでなく地域で暮らすには行政との連携が必要等、一体的な支援を行っています。また、それらの企業向け支援と個人向け支援を繋げていきます。
そして、MEGURUだけで実現しようとするのではなく、地域の人事部協議会をはじめとした様々なステークホルダーと繋がりを持って実現することが大切だと考えています。企業や個人だけでなく、例えば高校生のキャリア教育なら高校の先生とも顔の見える関係性を築いていきたいと思います。
実現に向けては、企業のコミュニティや経営者の理解等、まだ多くの課題があります。時間はかかりますが、着実にステップアップを図りつつ事業を進めています。

◎今後の展望

現在取り組んでいる地域の人事部構想をさらに進めるとともに、その構想を理解してくれる企業や地域で何かやりたいという学生や社会人を増やしていくことも大切だと考えています。そして、地域の人事部構想が地域の文化として醸成され、地域全体がよくなることを目指しています。

また、関東経済産業局との事業は令和6年度(2024年度)までの予定のため、令和7年度(2025年度)からはMEGURUが事業を自走化させる必要があります。
そのため、現在行っている地域の人事部計画を進めるだけでなく、持続可能な事業としていくための取り組みも重要になってきます。


当日のスナバの様子。オンライン参加の方も多数!

2.en.to事業の紹介

◎ミッションは、塩尻の次世代を担う人材を創出する拠点

舞台は、塩尻駅から徒歩圏内にある大門商店街の「ハリカ」。元々は商店街の象徴的なギフトショップでしたが、閉店から10年以上が経過しています。
この場所は大門商店街だけでなく、地域の子どもたちにとっても大事な場所になる。平地にせず活用しなければという想いからこのプロジェクトは生まれています。
中心市街地活性化、大門エリアの空き家再生、地域の担い手を育成する滞在型交流拠点。
これらを目指し、en.to(えんと)事業はスタートしました。
この場所を、シェアハウス、ゲストハウス、コミュニティースペースを有した場所「en.to」にすることを通じて、人が集まり、「一人一人の求める未来に自分達で近づく場所」になることがミッションです。

◎「新しい公共」という考え方

en.toは、まだ書類が積み上がっている状態から始まったハリカの片付けから始まりました。2021年11月から片付けを始め、現在も一部減築工事が終わり、これから改修工事に入ります。
改修費用は、クラウドファンディングをはじめとした支援や出資によりまかなっています。クラウドファンディングは480万円を突破、関係人口を含めた地域内外からの出資金を含めると1800万円の金額が集まりました。
en.toに出資をしても、経済的なリターンは少ないかもしれない。でも、これだけ多くの支援や出資を頂いた。どうしてだろうか?en.toができることで、社会にとって必要な何かが生まれるワクワクがあるのかもしれない。
そんな、「資本主義では説明できない社会」のことを、「新しい公共」と呼んでいます。

en.toは、新しい公共が成り立つ場所にしたいと思っています。
en.toに地域課題が集まり、性善説ではなく具体的に「xxさんは何ができる?」と考える。その1つ1つが形になれば、地域はより良くなると考えています。

◎今後の展望

引き続き、en.to改修等の準備を進めていきます。
まずはen.toという場所を作りますが、それがゴールではなく、未来に近づくことがゴール。そのためにまずは人が集まるという場所にしていきます。
集う場所、住む場所があれば人は集まり、面白いことも生まれると考えています。
一方で、資金繰りも重要です。これまで多くの支援、出資を頂いておりますが、まだ十分ではないというのも現状です。「ロマンとそろばん」という言葉もありますが、en.toを実現するためにはそろばんと現実的に向き合うことも重要になってきます。

第3回に向けて(次回予告)

・日にち:2023年8月22日(火)
・時間:19:00-20:30
・場所:スナバ(塩尻市大門八番町1-28)

第3回は、個人支援を全体テーマとして開催します。「社会人向け支援チーム」と「キャリア教育チーム」から事業の紹介があります。MEGURUは企業支援と個人支援を柱としていますが、特に個人支援は今後の伸びしろが大きい事業です。
暑い日が続き外出をためらうほどですが、第3回も熱く開催できるよう準備が進んでいます。どうぞご期待ください。

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