見出し画像

東海地区母子生活支援施設研修に呼んでいただきました。

こんにちは!NPO法人HIKIDASHI代表の大石です。


少し前になりますが、
先月、愛知県春日井市で開催された東海地区母子生活支援施設研修に呼んでいただき、

「絵本の著者から学ぶ『今、知っておきたい包括的性教育』」というテーマで講演させていただきました。

母子生活支援施設について、私も改めて勉強して臨みました。


 

研修では、日本の性教育の現状や、世界基準である国際セクシュアリティ教育ガイダンスに基づいた包括的性教育についてお話した後、

主に子ども達の権利の視点で、

支援者として日々の支援の場で実践していただけそうな性教育のポイントをお話しさせていただきました。


母子生活支援施では様々な背景を持ったお母さんとお子さんが暮らしておられます。

今回お話した内容では対応しきれない場面もたくさんあるかもしれませんが、なるべく臨機応変に活かしていただけるように、
単なるハウツーではなく大切となる軸を伝えられるよう心がけました。

これからの支援の場で少しでも活用していただけると嬉しいなと思います。


いただいたご感想を一部ご紹介します。

・性教育とは身体のことだけではなく、人権や身を守ることも含めたものだと国際的に定められていることを初めて知りました。赤ちゃんへのスキンシップや同意の話など、取り入れられそうなことから支援に取り入れようと思いました。

・小学校ではなく生まれたときから性について絵本で触れ合うタブーにしない、性教育を始める時期が遅いから無駄ということは一切なく何度でもいつからでも学び直せると思いました。
自己肯定感がかなり低く傷ついている母や子どもたちに何歳からでもいい、お母さんも1人の単体の人間として自分が生まれた大切な命として生きる権利がある、守られる権利があることを伝えていきたい。
自分を大切にできるから相手を大切にできる相手を思う気持ち心をはぐくむ。自分の心と体を受け入れ守ること大切にすることで、自分も相手も大切にでき守るし守られます。
対面だと緊張するので絵本や動画などのアイテムを入れることによりリラックスでき本音が出ると思いました。

・今回性教育について学ばせていただき、大変貴重な機会となりました。講演を受ける中で、現代の性教育の課題も感じましたが、支援者として母と子にどう性教育を伝えていくか学ぶことが出来ました。今回の講演で、自分の中で悩んでいた性教育への価値観や伝え方をはっきりさせることができたように思います。とても学びのある講演をしていただきました。

・性教育については、施設でも、思春期でありながらも、年齢より幼い子についてとても難しいと感じつつも、今年度も、パーソナルスペースより自分を守る距離を学ぶのを始めているところでした。そのうえで、年齢差についてやはり、違いがあるため、どの部分から教えて行けばいいのか。迷いがありましたが、絵本も頂き今後に、活かせていきたいと思いました。小さいときから、素直に受けとれる環境作りは大切だし、やはり、施設では、性暴力を受けて来た方への性教育について、もう少し教えて頂きたいと思いました。施設でも、「発達が気になる子の性の話」の本はすでに利用させて頂いています。デリケートな部分であるため、とても勉強になりました。ありがとうございました。

・今までの性教育の講演とは少し違った、包括的性教育の学びはとても有意義な時間となりました。まずは、支援者間で共通認識を持ち、支援に活かしていきたいと思います。


これからの日々の支援の現場で少しでも役に立つ話をお届けできたなら幸いです。


なお、今回、皆様からのご寄付により、

私の著書である「げっけいのはなし いのちのはなし」を各施設へ寄贈させていただいたほか、

講演先までの交通費もご寄付で賄うことができました。

いつも本当にありがとうございます!!


今後も性教育をより必要とされている皆さまへお届けできるように、
応援どうぞよろしくお願いいたします。

ご支援いただける方はぜひこちらからお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?