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ふらいおん部署別インタビュー(経理部編)

こんにちは!NPO法人ふらいおんのインターン生のせっちゃん(伊藤聖矢)です。ふらいおんの各部のメンバーに行ったインタビューの内容をお伝えします。第2回目は経理部長のゆたとボランティアの稲浪さんです(インタビュー時)。

➀これまでの経歴を教えてください。
稲浪:出身は埼玉県の狭山市です。都内の大学に通っていて(経済学部), 学生時代はサークルと勉強は割と真面目にやっていたかなと思います。サークルは将棋部というところに所属していて, 部長をしながらぼちぼち活動していました。大学生で公認会計士を目指し, 卒業後すぐに税理士法人で働きながら勉強を続け, そこで経理の会計ソフトの入力もできるようになりました。そして公認会計士に合格したので監査法人で働き始めました。

②ふらいおんで働きたいと思った理由を教えてください。
稲浪:私が働いている監査法人が珍しく副業 OK なんですね。なので「私も何かやってみようかなぁ」ということでボランティアのサイトで「経理」とか「簿記」とかで検索してみたら, 条件に合うのがふらいおんでした。オンラインでできるかや雰囲気が合いそうかで絞った結果, 「良さそうだな」と思って申し込んでみました。募集をかけているところがそもそも少なくてほとんど締め切っていたので本当にタイミングですね。ふらいおんに限らず会計士として心の中に留めている信念は「自分も幸せになって周りの人も幸せにしてあげたい」というものです。何か「お裾分け」的な…。本業でも副業でもそのポリシーでやっていますね。

③仕事について教えてください。
ゆた:経理部には2つの課があります。1つが助成金課で, もう1つが会計課です。助成金課ではふらいおんが申請したいと思える助成金を探し, 書類を作って審査に出します。審査を通すにあたって面接とかプレゼンがあるのでそれも行なって合格を目指します。またもらった助成金をどのように使ったのかを報告することも仕事です。会計課では決算を主に担当します。NPO法人は毎年度の報告義務として決算書類を役所に提出しなければいけないのですが, それをミスなくすることが目標です。ふらいおんの財源の大半が助成金なので, 経理部はまさに経営に関わる重要な部署です。今後の目標としてはミスなく報告をすることがふらいおんの認定化にも関わってくるので, それを丁寧に行うことですね。そのために日常的な帳簿付けや収支の管理などを行ない年度末の決算準備を行っています。経理部をやっていて大変だったのは令和3年度の決算のときです。令和3年度はふらいおんができたばかりの年できちんと管理ができていませんでした。NPOの決算をあまりよくわかっておらず, ミスが多くて役所との報告書修正のやりとりを何度もしました。途中から僕も決算作業に加わったのですが, すごく勉強してたくさん計算してどうにか乗り越えました。その名残で経理部長についています。この経験があったからこそ今は絶対漏れがない書類を作りたいという情熱を持ち, 稲浪さんの手を借りながら事前の準備をしっかり行うようにしています。また研修についてもお話すると, 経理部は専門性に惹かれて入ってきてくれる子も多いかなと感じています。なのでそれを生かした研修をしたいなと思っていますね。経理部を志望する人はお金について学べたり, 自分の持っているスキルを活かせることを期待している人が多いので, その期待に応えられるように「楽しみながら学べるような研修」を作れたらいいなぁと思っています。

稲浪:みなさんが経費といってお金を支払うじゃないですか。そうすると領収書や請求書をいただくと思います。そういうものをスプレッドシートやアプリ上で申請してもらい, 申請し終わったものを私たちが会計ソフトに入れていくというのが一連の仕事の流れですね。会計ソフトに入れていくにあたって, 科目が正しいのか, 金額が正しいのかを確認しながら入れていきます。あとは本業と前職の経験を生かして少しでも効率よく正確に仕事ができるようにしていきたいなと思っています。大変だったことは1つあります。1つ目は決算書を0から作らないといけなかったことです。前年度と同じようにやっていると良くないだろうと思い自分から動いて行ったのですが, それがやりがいでもあり大変だったところでもあります。2つ目は NPO 法人ですので普通の会社とは決算書の形が違い, 会計処理の仕方が違うのでそこの違いを把握するっていうのが大変でした。今も勉強しています。3つ目は専門用語を使って説明しても他のメンバーは分からないので, そこを噛み砕いて説明することです。

④ふらいおんで得た経験を今後どのように生かしたいですか/ふらいおんと叶えたい未来はどんなものですか?

稲浪:NPO法人の会計を実務として今学んでいる最中ですが, それができるようになると差別化につながります。例えば,  将来会計事務所を自分で設立する際にも一般企業だけでなくNPO法人も対応できるとアピールできるのでキャリアに活かせると思います。またふらいおんでは今の経理部会計課課長という役職に留まるのか, あるいは顧問会計士のような形で関わるのか。どういった形で関わるかはまだわからないですが何らかの形でサポートしていきたいと考えています。

ゆた:僕はNPO法人の経営課題である持続可能性を考えることが多いのですが, 自分が30代くらいの時に非営利組織の持続可能性の向上に向けた支援活動にシフトするのもありだなとぼんやり考えています。決算や資金面に関する経営的なアドバイスができたら自分のやりたいことにつながると感じます。そういう面で経理部の経験を生かしたいなと考えています。最近は簿記3級の勉強もやっています。資格も取りつつ, この経験を自分の将来にも活かせたらなと考えています。

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