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2月8日/2023

(続き)

ちょい急な登りを登り切ると宮ヶ瀬越という仏果山と高取山の分岐に出る。まだ、余力十分。どっちに行こうかな?。まずは主目的の仏果山にしよう。その帰りに行く気分が残っていたら高取山にも寄っていこう。そういうことで仏果山方面に舵を切る。すぐに岩の登りだ。そこを登り切ると平坦な場所に出る。そこにベンチ。日もさして来てとてもいい感じなので、ここでちょっと一休み。水をゴクリ。今日は気温高めで喉の渇きも早い気がする。景色は宮ヶ瀬湖や丹沢と反対の風景が開けている。いったいどこの街並みなのかは知らないがけっこうスゴイ!!。ま、こんな感想しか吐けない自分に吐き気。林の中から木を叩くような異質な音が聞こえる。この音、山の中でよく聞く。これって啄木鳥?。いつも疑問に思っていて、山降りるとその鳴き声?やらのことをすっかり忘れてしまう。でも今日はしつこいくらい長い間木を叩くような音が続いているから忘れずにこうやって記録することができた。ベンチを立つと気持ち良い広葉樹の尾根道が続く。林の間から仏果山らしき山影が臨める。あそこか?。あそこに辿り着くためには相当下るな。案の定、すぐに急坂に相対する。けつこうな坂下るんだな。そして頂上があそこだから登りも舐めてはいけないな。木でできたゴツいハシゴを恐る恐る降りる。ふー、大した高さじゃないんだけどハシゴは苦手なんでね。そこから先はゆるい下り。直に仏果山の直下らしい場所な着く。ここから先、坂道が続いている。まずはゆるい登り。そしてベンチ。ここでは休まなくていいや。ただちょっとだけ立ち止まって今来た尾根道の方を眺める。あそこが高取山かな?。さあここからの登り最初こそふつうに登れるが鎖とロープが出てきたあたりから、ちょっと様子がヤバくなってきた。ここ、帰り相当の難所なんじゃないの?。でもそんなに長くはないからなんとかなるか?。登って行く分には必死で頑張るみたいなステレオタイプの言葉と行為で登り切った。そしてまもなく仏果山頂上に到着です。残念ながらこの頂上は紅葉樹で覆われていて視界は開けていない。ま、ともかくベンチに荷物を置いて一休みしよう。ふう~、食事にしよう。リュックの中からランチパックと桜木町のどこかのパン屋のシベリア。誰かにもらった。木漏れ日を浴びながら貪るように食べる。朝は薄暗くて異世界感がすごかったけど、今日は良い日和だ。木々の間から宮ヶ瀬湖も見える。そしてここには鉄骨でできた展望台が建っている。あとで登ってみようかな。おや、なんだか人の替えがするような気がする。今日はここまで誰にもあっていないし、人の気配もなかった。幻聴?。いや確かに声がする。口ではパンをモグモグさせながらも耳に神経は集中。その後も断続的に声というか、会話が聞こえてくる。絶対人がいるよな?。でも姿は見えない。最初は展望台の上にいるのかなとも思ったけど。そこに人の姿は確認できない。ま、良いかそんなこと。パンも食べ終わりちょっと散策してみよう。ここの頂上は意外に広い。段差があって副句なっているところにもベンチがある。そこに人がいるじゃないか。登山で休憩中の人二人。なんだ、山の不思議が起きたのかと一瞬思ってしまったじゃないか。その人たちは立ち上がってすぐに行ってしまった。さてと展望台に登ってみようかな。さぞかし素晴らしい展望が拝めるんだろう。階段を前にしてちょっと躊躇。めちゃ錆びているし、塗装が剥げかかっている。まあ、強度に異常はないだろうが。ハシゴとか橋とか超苦手な虫を飼っているから、ビビっている。ただの高所恐怖症。一歩階段に足を乗せる。両手で手すりを握りしめていないと次の一歩が出ない。それでも恐怖に耐えながらてっぺんの半分以上は登ってみた。見上げるとまだてっぺんは遠い。ここまででいいかな?。深い緑の湖水を湛えた宮ヶ瀬湖が美しい。ここで写真を撮って下りよう。そそくさと地上に戻る腰抜け。ま。こんなところか?。さあ、色々楽しんだことだし???。下りよう。出発!!。そうは言っても展望台以外にも、可愛いお地蔵さんあったり、大山が木々の合間から見えたり街の展望があったりと見るべきとこ満載で写真や動画を撮影して回ってなかなか出発しないんですけどね。(続く続く)

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