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大竹耕太郎 次回登板にの残す課題

阪神・大竹耕太郎投手が今日、移籍後初登板初勝利を成し遂げました。
大竹投手は早稲田大学から2017年のドラフト会議でソフトバンクから育成4位指名を受け入団。
1年目のシーズン途中に支配下登録され、プロ初勝利をマーク。同年の日本シリーズにも登板しました。
2019年には先発として5勝を挙げるなど将来を期待させる投球を披露していましたが、翌年以降は3年間で2勝に終わり昨季のオフに行われた現役ドラフトで阪神に移籍しました。

移籍1年目の今季はキャンプ、オープン戦でアピールを続け開幕ローテーション入を果たすと移籍後初登板となった今日のヤクルト戦で6回3安打無四球無失点と好投し、移籍後初勝利を挙げました。

しかし投球内容の細かい所まで調べていくと、次回以降の登板に不安を残すデータが見つかりました。
それは、制球力が悪化していることです。
無四球投球ということもあって制球が効いていたかも見られるかもしれませんが、実際は違います。
ストライクゾーンに投げ込んだ割合を表すZone%という指標があります。数字が高いほど制球力が高いということになります。
ソフトバンク時代は毎年50%以上の数字をマークしていましたが、今日の登板では45.2%とかなり落ち込みました。
かと言って平均球速がすソフトバンク時代から大きく上がっているわけではありません。
恐らく今日の登板では大竹投手をあまり見たことがない打者が投球の特徴を掴めないまま無理にバットを出しに行ってしまい、苦戦したと思われます。
いわゆる「初物に弱い」ということです。
1回の投球だけでは判断できないという考え方もありますが、次回登板以降はかなりの修正を入れないと1年間先発ローテーションを守ることは厳しくなってくるでしょう。



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