京本&中田が70人枠メジャー登録、台湾遠征(24.03.02,03)

マイナー(育成)契約の選手の中においては、動きの面で際立っていた両者が順当にメジャー契約を果たした。これに対してエックス(旧ツイッター)とかのアキバ系フアン(ウマ娘が好き)は、「京本は遅すぎるくらいンゴ!」「二軍の実績がない中田はまだ早いわね」とか言ってんだろ?どーせ。ワンパターンな連中のことやでェ!無双してた山下や菊田はどうなったか臭っさい口から言ってみろやボケェ!ズボン脱がすぞカスコラァ!お漏らし警報、発令中や~!!!

二軍とは、一軍ベンチ入り枠から漏れたベテランや中堅選手が、いつ上に呼ばれてもいいように肉体をシャープな状態に保つ場であり、若手を育成する教育リーグではない。大リーグで言うところの3Aに相当するカテゴリ。実績ある選手も調整を兼ねてプレーするので、出力とかスイングのコンパクトさの面において、一軍とは野球そのものが違う。そもそも支配下に上げないと、下(三軍)も詰まってきてるし、だいたい一軍のレベルを経験させてやれないじゃないか。

一軍で通用しうるスイングの確立に取り組まない限り、二軍で何百打席与えようと意味がない。二軍で打席を与えても、二軍に適応するだけ。二軍のスイングでどれだけK/BBとかBB/Kを積み上げようと意味がない。低級ファン唯一のコンテンツである二軍の成績は何の根拠にもならない。「ファームの成績が良くないと上げられない」みたいな発言も、基本ただのリップサービスだからね。それさえ言っておけば、バカが嬉ションしながらエモいポエムをSNSとかに集団排便してくれるのを知っているから〜。あざとい~。

若手にまとまった打席を与えるなどして、凌ぎを削らせるのは、これからエクスパンジョン等で地方の空白を埋める興業の場になっていくであろう二軍よりも、三軍であることが望ましい。

レベル的に一軍とは一線を画しているという点では、二軍も三軍も大して変わらないから、走攻守において支配下に相応しい土台が出来上がった選手には、二軍で無双などさせず、飛び級で一軍に呼んでも差し支えないとは思う。2Aのプロスペクトも3Aを経ずにメジャーデビューしちゃうでしょ。ただし、球団組織内で奨励するスイング(メカニズム)のノウハウには、ある程度の共通性や一貫性が求められるので、コーチ・アナリスト等に関しては、人材的な風通しを常に保っておく必要がある。

台湾遠征

俺クラスが、海外野球を熱心に追っていた若かりし頃より建設中だった、東洋のサクラダファミリアこと台北ドームの完成および、巨人軍球団創設90周年を記念して開催された親善試合が、台湾野球史上最多の観客数を記録するなど大盛況を収め、同級生に相手されなくなりつつある中学生が、小学生グループに交じって無双するみたいな感じで、球界の座標たる矜持を見せつけた。ドームなら、どれだけ天気が悪くても試合ができる。そのことに未だ気づかない球団は、想像を絶するくらいのアフォなのでしょう。

あの真上からの中継角度は、新しいもの好きだったり、思考停止レベルでメジャー信仰の強い低級からは好評であるが、個人的には、投球や打撃の迫力が伝わってこないという点で、あまり好きではない。それよりも、バックスクリーンからの画面だけでは、視聴者を白痴化させるので、もっと様々な画角を強制的に映して、野球が三次元的な競技であることを認識させることが必要であると感じる。

萩尾は、アウトステップ気味に踏み込み、クローズドと肩の入りが緩和され、開きに対する恐怖心を少しづつ克服しているように見えた。

オコエは、泳がされ、足を後ろに引き、重心がホームベース側にかかり、ヘッドが走らずに、ゴロを転がすバントするのと同じような打ち取られ方をされるのが目立ってきた。バントが好きになれないのはキモヲタが言う損益分岐点がどうのこうのではなく、バッティングに対するアンチテーゼのようなスイングだから。

泉口は、ゴロ打球に対し、ステイバックして引き付け、しかし刺されず、右足前で捕球し、必要最低限のシャッフルから無駄なく送球動作に移せている。守備が上手いという評価が与えられる。


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