巨人軍ドラフト直前2021（投手編）

競合が確実視されている小園,森木,隅田は省きます。個人的には出身県（大阪府）を理由に小園推しですが、見る目や育成能力に定評のある球団ほど森木の方を評価しているイメージがあって（この傾向は根尾と小園の時と似ている）、加えて気色の悪い萌えスマホゲームなど本人の''ツイッター''すぎる趣向に一抹の不安を覚えます。

アマの時点で横手投げになってしまった投手など眼中にありません。サイドハンドは、打者で言うところのバットを短く持つようなもので、挫折した人間が仕方なくモデルチェンジした成れの果てなのです。近畿,千葉,九州出身で質の良いストレートを投げるオーバーハンドに限り支配下の枠を与えろ。あと、沖縄と北海道の選手は必要ありません。

◆深沢 鳳介  右投 東京（出身地ランクB）
抜群の制球力を持つサイドハンド。総合的には同タイプの笠島尚樹（巨人）以上、横山陸人（千葉ロッテ）未満という印象。笠島は出力の向上に成功したが、制球難に陥った。ここのバランスがどうなるか。

◆市川 祐　右投 東京（出身地ランクB）
力感の少ないオーバーハンドから140キロ台中盤を投げ込む。高校生にしては既に下半身がデカイ。木佐貫スカウトが高く評価しており、進学が濃厚だったなか急所死亡届を出したことから巨人軍が指名確約したと噂される。打者としての価値が付けられているのも野球センスの高さ所以。出力を伴った指先感覚の良いセンス型。小園健太の入札に失敗した際の代替として理想的。

◆石田 隼都　左投 栃木（出身地ランクC）
巨人軍のファームに少ない左の本格化。''問キレ''かつスライダー＆チェンジで同タイプの杉内俊哉が指導する巨人軍が囲い込まなければならない。高身長から右打者の内角を付く様は大野雄大を彷彿とさせる。

◆秋山 正雲　左投 千葉（出身地ランクA）
キレの良いストレートとチェンジを投げるオーバーハンド。大江竜聖という素材を21才にして変則投手に変えてしまった反省を活かせ。低身長の高卒左腕なので下位でドラフトできる。かもしれない。

◆京本 眞　右投 大阪（出身地ランクA）
コンパクトなテークバックから投げ下ろす投球動作と未完成の出力,縦スラ,カーブ,落ちる球の組み合わせ。育成1位でのドラフトを希望。

◆森 翔平　左投 鳥取（出身地ランクC）
ハズレ1位候補。総合力。脱力したフォームから縦回転で一気に放たれるカット,チェンジ,縦カーブ。制球力や得点圏でのギアチェンジ、尻上がりに調子を上げていくスタミナ等スターターに必要な資質を併せ持つ。ストレートも強い。空振りはあまり取れない。

◆北山 亘基　右投 京都（出身地ランクA）
MLB平均を大幅に上回るホップ量のストレート。代名詞となる変化球はなさそうだがスライダー,カット系のキレは良い。コマンドに欠けるが与四球率は優秀。テークバックで右手が背中側に入りすぎる投球動作は少し気になる。準即戦力。

◆横山 楓　右投 宮崎（出身地ランクA）
縦変化が大きく横変化の少ないストレートはドラフト候補の中でも屈指。ショートアーム。ただこちらも変化球は抜ける場面が多く決め手に欠ける。与四球率は2点台と及第点。キャリアを通じて5点台だった伊藤優輔と比べると、プロ入り後の大幅な球速ダウンは無さそう。

◆松本 健吾　右投 東京（出身地ランクB）
スカウト受けの良さそうな投球動作からのスラット＆2段階のスプリットは一級品。強くないストレートの割りにコマンドも優秀に見えないので、そこに伸びしろを見出しているかどうかが順位に直結しそう。

◆山下 輝　左投 千葉（出身地ランクA）
ツーシームが落ち球の代替になってないように見えるので、プロではストレートを見せ球にひたすらカット＆ツーシームを低めに投げ込むゴロ製造機か。チェンジアップを覚えれば和製リュ・ヒョンジン。