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九州踊る!物語 その9【伊達あすみ編】

鹿児島の北西部に位置する「出水市(いずみし)」という場所をご存知だろうか?
なにが有名かと問えば、出水の人たちの第一声はきっと「ツルの飛来地であること」だろう。

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美しい自然のなかで生きる野鳥も有名。
養鶏もさかんで、鶏のなかでも”赤鶏”が有名。
熊本県と隣接しているため、水俣や芦北など他県との距離が近く、 生活圏を共にしている。鹿児島だけど、どこか鹿児島っぽくない、そんな出水。

私は約7年前に出水市の本町通り商店街を拠点に活動を始めた。
きっかけは市役所からいただいた委託事業。中心市街地にある本町通りの商店街を活性化するべく?まずは市民の皆さんとの対話から始まった。
イベントもやったし、空き店舗をみんなで改修することもあった。
でもこの委託事業が終わったとき、私は出水に居続けられるだろうか・・・?

自分の居場所を、仕事を、作らないといけない。
そこからよりジブンゴトとして動き出し、2019年に商店街の空き店舗を借りて、「すみとカフェ」をオープンした。これまでを振り返る。

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「あの日、あの時、あの場所で、君に会えなかったら・・・(♩)」

振り返るとそんな出会いがたくさん。そしていろんなタイミングが巡ってくる。

相手の顔色ばかりうかがって本音を言えないこともあった。
本音を話してもいないのに、相手の言動を悪くとらえ、関係性がこじれることもあった。

それでも「あすみさんが来てくれたから」「なんか変わってきたよね、商店街」「わたし商店街好きですよ、頑張っている人たちがいるんだってエネルギーを感じる」とありがたい言葉をいただくことも。

ちっぽけな私だけど。一人でできることなんてなにひとつないけど、踊る。
踊り続けるんだ、わたしは。

そう思わせてくれる商店街の人たち、そして私を支えてくれる人たちに感謝して。今日も小躍りしながら店を開けます。

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