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【山口奈緒子】 箕輪くんとの出会いは… #NewsPicksアカデミアレター

はじめまして。

幻冬舎サイドの山口奈緒子と申します。4月にNewsPicksBookの仲間入りを果たし、
『読書という荒野』から編集に携わっております。主に、ゲラ戻しという形で
箕輪さんのサポートに回り、たまにメイン編集を担当することもあります。
今回は1回目なので、僭越ながら自己紹介と、箕輪厚介との出会いを…。

私はもうすぐ31歳になる女で、今年の1月に幻冬舎に転職してきました。
それまでは新卒入社した出版社で、絶対に行きたくないと思っていた「主婦雑誌」に配属され、節約ワザを追い求める修行を3年間積み、その後は「女性週刊誌」でパパラッチとグラビア担当となり、裏からも表からも芸能人を攻めるエキサイティングな日々を3年ほど送り、最後は付録メインの「大型雑誌」と「書籍編集」も行うという部署で、波のない2年間を過ごしました。

人間関係に恵まれていたため、定年まで働くことを信じて疑わなかったのですが、28歳のときに、とある病を発症しました。その名も...「30歳モヤモヤ病」

これは、立教大学の中原淳教授が命名したもので、「28歳から30歳くらいの踊り場に来たビジネスパーソンが、自分の成長が止まっているのではないか、この先30年もこんな人生を歩むのか、社外で通用しない人材になっていないかと、不安に取りつかれる状態」(詳しくは『仕事2.0』/幻冬舎刊をお読みください)。まさにこの症状がドンピシャリでした。

特に色濃く症状が出たのは、最後の部署に異動したとき。
その編集部は、誰もが主力商品に心からの愛を持っていないことが衝撃的でした。「自分が信じていないものを売る、これほど人の心を殺す行為はない」「転職の思考法」/ダイヤモンド刊)とありますが、これはまさにその通りだと思います。

はじめこそ、新部署に新鮮さを感じていたものの、結局は半年も経つと、私自身も消化試合を粛々とこなすメンバーの一員となっていました。(まわりに引きずられるタイプです)

ちょうどこの時期、自分の士気がどんどん下がる一方で、さほど年の変わらない後輩たちがめきめきと頭角を現し始めました。その彼らは一様に、希望の部署に配属され、一度も異動を経験していない、いわば“一貫したキャリア組”。改めて、私のキャリアって何なのだろうと、ようやく焦り出したというわけです。

だけど、これまでふらふらやってきてしまったから、イマイチ自分が何をしたいかもよくわからない……。悶々とした気持ちを抱えていたとき、何気なくめくった業界紙から飛び込んできたんです。そう! “箕輪厚介”の活躍が。(ようやく登場ですみません)

実は、“出版同期”の私たち。各出版社の内定者が集う飲み会があったので、彼とは学生時代からよく顔を合わせていました(ちなみにNP野村さんも出版同期)。入社後も交流は続き、時たま会えば「門限遅れて嫁から締め出しをくらっている」とか、今やおなじみの美人嫁エピソードを毎度繰り出し、「箕輪くんって面白いけど、なんか胡散臭い」というイメージで、敏腕編集者になる片鱗などみじんも感じさせませんでした(見る目がないわけじゃないと思いたい)。

そんな彼が数年たって、「『空気を読んではいけない』のゲリラサイン会がウケている」と、取り上げられているじゃないですか。当時、実務のうえでも書籍づくりに苦戦していた私は「これは話を聞きたい」と思って、即LINEを飛ばしたのでした――。すると、彼の返事は……。

そろそろ長いわ!って感じなので、次回にまわします。
まだ “何者”でもなかった箕輪くんが、ひとかどの人になるまでのプロセスは『死ぬこと以外かすり傷』(マガジンハウス/8月28日発売予定)でぜひご堪能ください。

そして、NPBookで初めてメイン編集を担当しました、『仕事2.0 人生100年時代の変身力』も、ぜひ広めてくださいませ~。NP副編集長・佐藤留美さんがこれからの働き方をロジスティックに説いた1冊なので、すべての働き人に読んでいただきたいですが、ここに書いた私のように、モヤモヤ病にかかっている人に、特にすすめてほしいです。

本ともども、今後ともよろしくお願いします!

山口奈緒子
2018.08.03

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