見出し画像

2023年10月 新潟市分団研修 包帯法

日時:2023年10月19日(木) 19:00~21:00
場所:日本赤十字社新潟県支部 1F ボランティアルーム

今年、2023年は新潟県支部で救急法指導員養成講習が開催されました。これは文字通り、講習で受講生の皆様を指導する指導員を養成する講習で、新潟市分団からは2名が受講しました。合否の程は、この記事を書いている10月現在で判明していませんが、今回の研修の指導担当は、この2名に担当していただこう!ということで企画されたものです。
もちろん、新任の指導員への技術の伝達が目的ですが、現役指導員の手技の確認という一面も持ったこの研修、順を追ってご紹介していきましょう。


開始前の風景。皆さん三角巾を持ちながら談笑中。

開始前、私たちがいつも常任委員会や研修に使わせていただいている、日本赤十字社新潟県支部1Fのボランティアルームの様子。今回もこちらを会場に研修を行います。この画像には映っていませんが、外側に今回の研修の指導役を担当するH.Yさんが緊張しながら三角巾を弄っていました(笑)。
私はその隣でカメラを回している、というわけです。


最初は三角巾包帯法の基本、額の包帯です。

傷病者のモデル役を務める先輩のM指導員に、額の包帯を行っていくH.Yさん。救急員だったこれまでは学ぶのみでよかったのですが、指導員となると自らが持つ知識や技術を、受講生の皆様にわかりやすく確実に(平易確実(へいいかくじつ)に、なんて言ったりしますが)伝えないといけません。これが非常に難しいと実感しているようです。


教本を見て確認している様子

講習は教本通りに進めていきます。このため実技も、教本の語句やイラスト通りに進めていかないといけません。手当が終わった後、教本を確認して違っているところがないかを確認しています。
こうして画像で見ると「実技の大確認ツッコミ大会」のように見えますが、実際は参加している先輩の指導員も、自身の指導方法や手技に問題がないか、違っているところはないかと確認しながら、大いに話し合っています。


S委員長に手技を指導される一コマ

ここからは、もう一人の指導員候補のS.Tさんも加わり、前腕の包帯法を行いました。これは包帯法の実技を行った後に、分団委員長でもあるS指導員から指導を受けているところです。自分が指導を行うところを想定しながら、熱心に耳を傾けていました。


S委員長から指導を受けて、再度行った前腕の包帯。

三角巾の弛みも無く、きちんと巻けていますね。やはり前腕の包帯は底辺を大切にしないと巻きが緩んでしまって、前腕にフィットせずに、ていへんなことになります!。

…しまった、場が凍りついてしまった(笑)


鎖骨の固定を行っている様子

最後は、S.TさんがH指導員に鎖骨骨折の固定を行っている様子です。モデルは女性のH.Yさんだといろいろと問題があるので、ここだけHさんにお願いしました。傷病者に動揺を与えないように、三角巾を滑らせながら目的の位置にあてていきますが、ここは一番大事なところ。慎重に進めていきます。


このように様々な研修を行うことで、新任の指導員に対しても既存の指導員に対しても、講習を行うことに際しての「確認」と「技術の伝達」を常日頃から行っているのが、新潟市分団です。
救急車の到着時間が年々遅くなっている現実の中で、日常の応急手当や、最近頻発している災害時でも、人間の命と健康を守り苦痛を軽減すること。これを、私たち一般市民でも可能とすることが出来る救急法を、一度受講されてみてはいかがでしょうか?。

万が一の時の一次救命処置、急病やケガ、災害時に役立つ救急法。
新潟県赤十字安全奉仕団新潟市分団では毎年春と秋の2回、養成講習を開催しています。また、新潟県内の各地でも、それぞれの地域の分団が救急法等の講習を開催しています。
受講を希望される方は、日本赤十字社新潟県支部のWEBを御覧ください。
また、新潟県外にお住まいの方も、それぞれの都道府県市区町村で、救急法等の講習を絶賛開催中です。詳しくはお住まいの都道府県の日本赤十字社、各支部のWEBをご覧いただくか、お問い合わせください。

こういった応急手当を受講すること、それは少し勇気が必要になることですが、非常時にはそれがきっと、周りの人たちへの大きな力と助けになるはずです。皆様の受講をお待ちしています!。(N)