2023年秋季 救急法救急員養成講習(1日目)
日時:2023年10月22日(日)
13時00分~17時00分、
10月28日(土)、10月29日(日)
いずれも9時00分~17時00分
場所:日本赤十字社新潟県支部
(新潟県赤十字会館)1階クロスホール
毎年、春と秋に行っている新潟市分団主催の救急法救急員養成講習。
2023年の秋は上記の日程で開催しました。養成講習は今回から新しく建てられた新潟県赤十字会館で行います。3日間、新しい施設で行う養成講習で、担当する指導員も結構ドキドキです(笑)。
まずは手当の基本・一次救命処置・気道異物除去を学ぶ、救急法基礎講習から様子をお伝えしましょう。では、始まり!。
受講される方が来られる前の、準備であわただしい時間。担当する指導員は学科担当と実技担当で打ち合わせを行い、設営担当のスタッフは会場の準備にと忙しくしています。今回の講習、受付担当は分団の「お母さん」Sさんと、いわむロックフェスティバルや新潟シティマラソンでも大活躍したHさん。テキパキと準備を進めています。
基礎講習学科担当は、今回も幼児安全法指導員のT指導員。
今回も学科をわかりやすく解説して講習を進めていきます。この後は実技の時間。実技に必要な知識を伝えていくのが学科の大切な部分ですから、T指導員も自然と力が入ります。
続いては実技の時間。担当するのはおなじみN指導員。検定の時や、その後の養成講習の実技のことも考えて、バディ(相方さん)を組んでおきます。ただ、男性女性でバディを組むのに、どうしても奇数が発生する場合があり、今回も女性が1名になってしまったため、Hさんがバディとして入っています。
傷病者の手当を行うには、まず現場と傷病者の詳しい状況を観察する必要があります。この様子は、その傷病者の観察である「生命の兆候」を観察しているところ。N指導員が分団員のS.Kさんをモデルに、実技のデモを行っています。
N指導員が男性の受講者の方々を、T指導員が女性の受講生の方々の指導を行っていきます(T指導員は画像のアングルの外で観察中)。
今は傷病者が「手足を動かせるか」の観察を行っているところ。これを行うことで傷病者の身体の傷病部位がわかります。
傷病者の呼吸を確認して普段通りの呼吸があったときや、心肺蘇生により呼吸が回復したときは、舌根沈下(仰向けの体位の時に舌の根本が沈み込むこと)や嘔吐物で気道閉塞しないように、回復体位にします。
今は、N指導員が回復体位の実技デモを行っているところ。皆さん教本を片手に、熱心にデモを観察しています。
二人組のバディを4人に変更してグループを作り、心肺蘇生の実技を進めていきます。相手はもちろん訓練人形ですが、本番さながらに実技を進めていくために、「誰か来てください!」の声が響く中、絶妙な緊張感の空気が会場に流れています。
実技はいよいよ佳境に。心肺蘇生の実技のあとは、AEDの操作方法に入っていきます。汗っかきのN指導員は汗落ちを防ぐために、頭にタオルを巻いて指導しています。
この後、実技検定と学科検定を経て、皆さん見事合格!。
皆さん無事に「赤十字ベーシックライフサポーター認定証」を取得されました!。次はいよいよ応急手当。救急員養成講習に入っていきます。
日本赤十字社では、この救急法基礎講習を始めとして救急法、水上安全法、幼児安全法、健康生活支援講習、雪上安全法の各講習や、防災啓発活動など様々な講習活動を行っております。それぞれのカリキュラムから一部を抜粋した短期講習も行っております。詳細はお住いの地域の日本赤十字社各都道府県支部までご相談ください。(N)