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タイ人810万人が貧困、440万人が貧困線以下

Thai PBS

2022/12/19

タイ人810万人が貧困、440万人が貧困線以下 - NESDC

国家経済社会開発評議会(NESDC)の最新レポートによると、440万人が貧困ライン以下の生活を送るなど、810万人以上のタイ人が貧困状態にあるという。

今年発表された2021年のタイの貧困状況に関する報告書によると、貧困ラインを下回る人々の数は、そうした人々が470万人記録された2020年から減少しているという。報告書では、貧困層の経済的負担を軽減するために展開された経済刺激策による減少が原因とされています。

タイの貧困状況を反映する要因は所得だけではないため、NESDCは貧困の4つの側面、すなわち教育、健康な生活、生活の質、経済的安定を特定した多次元貧困指数(MPI)を用いている。

この指標によると、多次元的貧困は、所得にのみ関係する貧困よりもはるかに深刻であることがわかった。これによると、多次元的貧困に苦しむタイ人は810万人で、そのうち36.9%が高齢者、51.5%が子どもや老人、病気、失業者など経済に貢献しない人たちであることが判明した。

報告書にある貧困の各側面には、いくつかの根本的な問題が反映されています。教育については、特に親と同居していない子どもたちが増え、教育制度から脱落しています。また、報告書では、2021年には28万人以上の子どもや若者が貧困を理由に教育を中止するとされています。

健康な生活の下では、貧困層の人々は清潔な水にアクセスできず、アクセスできるのはインフラが整備された地域に限られます。また、貧困層の人々は栄養失調に陥っています。

生活の質という点では、電波が届かない場所があるため、280万人がインターネットにアクセスできていません。そのような人たちは、インターネットサービス料金を支払う余裕もない。

経済的な安全性については、労働者の社会保障の欠如が依然として問題であり、収入が十分でないため、負債の増加や貯蓄の問題につながっています。

NESDCは、この問題を解決するために、当局が状況を解決する方法を開発することを提案している。一つの方法は、関連する当局間の情報システムを改善し、人々の生活の質を向上させるとともに、問題を解決するための関連政策を打ち出すことである。また、あらゆる年齢の労働者の金融リテラシーを向上させるなど、多面的な貧困を解決するための政策パッケージを当局が作成することを提案した。

以上