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【スリランカ・チベット仏教徒同胞団】チベット仏教の最高位にあるダライラマ法王に「仏舎利」を奉納

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仏舎利の供養

2024年4月4日

テクチェン・チョーリン、ダラムサラ、HP、インド

- アマラプラ・サムブッダ・ササノダヤ・マハ・ニカヤ(Amarapura Sambuddha Sasanodaya Maha Nikaya)の教主であるワスカドゥウェ・マヒンダワンサ・マハ・ナヤカ・セロ(Waskaduwe Mahindawansa Maha Nayaka Thero)尊師が率い、スリランカのスリランカ・チベット仏教徒同胞団(Sri Lanka-Tibetan Buddhist Brotherhood)の創設者会長であるダメンダ・ポーレッジ(Damenda Porage)博士がコーディネートするスリランカの仏教徒グループの長年の野望が、本日達成されました。

ダライ・ラマ法王に仏舎利を贈呈するため、尊者は僧侶と信徒の支援者に伴われてダラムサラを訪れた。

2024年4月4日、インドHP州ダラムサラのダライ・ラマ法王邸の門で待つダライ・ラマ法王に仏舎利を捧げるため、チベット大寺院のドライブに運ばれる際、花びらを撒く僧侶たちが先導する。

撮影:Tenzin Choejor

2024年4月4日、インド、HP州ダラムサラのダライ・ラマ法王の住居の門で待つ法王に捧げるため、チベット寺院本堂のドライブに運ばれる仏舎利を先導する花びらを撒く僧侶たち。

撮影:テンジン・チェジョル

ブッダが入滅し、遺骨が火葬された後、骨や歯の断片である遺物は8つの王国に分割され、アッラカッパ、カピラヴァストゥ、クシナガル、パヴァ、ラジャグリハ、ラーマグラマ、ヴァイシャリー、ヴェタピダにストゥーパが建立された。カピラヴァストゥと同一視されるピプラワでの発掘調査で、シャキヤンの親族がカピラヴァストゥに安置していた仏舎利が発見された。1898年、英国の役人ウィリアム・ペッペが、博学なスリランカの僧侶ワスカドゥウェ・スリ・スブティ・マハナヤケ・セラ師にこれらの遺物を寄贈し、スリランカに持ち帰った。

尊者とその一行は今朝カングラ空港に到着し、そこから車で法王の邸宅に向かった。シルクのスカーフ、花、線香を手にしたチベット人の一団が、ダラムサラの町からムクロード・ガンジまでの道端に集まり、敬意を表した。ガンチェン・キーソンと中央チベット管理局の門の近くや、チベット寺院の総本山であるツグラグカンの下にも大勢の人々が集まった。法王の住居に向かう車道の両側は、仏教とチベットの旗で飾られた。

チベット舞台芸術学院のアーティストたちがお祝いの歌と踊りを披露するなか、法王は住居の門の外で椅子に座り、聖遺物や尊者とその一行が到着するのを出迎えた。ナムギャル僧院の僧侶たちは、ホルンを鳴らし、花びらを道にまき、黄色いシルクの日傘を携帯用聖遺物にさして、正式な歓迎を演出した。法王は客人を歓迎し、聖遺物に最初の敬意を表した。その後、法王はマハ・ナーヤカ・セロとともに会議室まで車を走らせ、そこで法王と代表団は一緒に座った。