【今日も危険なムダ話】デジタル生活は果たして便利なだけか

私事。

世界ではコロナ禍も終わりに近づき、国際移動も以前のノーマルさを取り戻し、やっとさまざまな活動が再開されつつある。(日本はガラパゴスだが。)

11月にひとつ集まりがあるとメイルが来た。どうもNZの片田舎であるという。

早速、旅程を立てるための調査をはじめた。
・航空券
・バス移動ルートやチケット
・ホテルなど
・ホテル近辺の様子(スーパーやレストランなど)
・ホテルから会場までの距離、ルート

だいたい6時間かかった。

出てくる出てくる。ほぼ90%の必要情報がほぼiPad上で確認できる。もちろん予約もできる。支払いは現地かクレカで。

先ほど会合参加の登録を終え、もう一度旅程を見直し、実際の予約を入れたところだ。それに約2時間かかった。

合計2時間だが、作業はネットを介してわたしと向こうのシステムの間だけだ。生身の人間は誰も関わっていない。

ということは裏返せば、今まで旅行業で仕事をしていた人々が、ネット上のシステムに置き換わったということだ。予約係はもういらない。現地のガイドもだ。どんどん人が切られていく。多分、自分の番もすぐそこまで来ているかも。

実はそのことをその主催グループのサークルというアプリにちょっと仄めかして書いた。するとそのアプリ管理者からすぐにメッセージが入っていた。内容はこの会合は限られた人にしか知らされてなくて(そんなこと知らんがな!)、お前のポストは削除した、というちょっと怖いものだった。それ専用の秘密サークルに名前を追加するのでそこれ語れだって。いやはや。

1984やマトリックスの世界はかなり身近なものになりつつあるようだと感じた。

それでちょっと想像をたくましくして、近未来のデジタルライフを考えた。
❶そのうちすべては社会階層や世界階層ごとのベーシックインカムとかになる
❷所属する階層のいろいろな社会経済活動はネットで監視・管理される
❸ネット内外の自分のすべての活動はすべて監視され社会スコアが残り、賞罰が与えられる
❹コンピュータ(AI)やロボットにどんどん仕事は置き換えられ人口はどんどん削減・縮小されていく
❺残るのはネット側の管理する仕事と、管理できない多量な3Kの仕事だけになっていく
❻そして、そこからもあぶれた人間たちはホームレスとして生きさらばえる

まさに今のアメリカの主要都市はそんな社会から脱落したホームレスで溢れている(57万人、NHK、2020年 https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/us-election/presidential-election/2020/report/society/society_15.html)。社会保障としての物品購入チケットをもらって暮らしているアメリカ人も3000万人強いると言われている。サラリーの半分を国が強奪され社会保障の方は年々薄くなっている日本の近未来の姿でもあろう。

あと二三歩先はきっとこんな社会になるに違いない。真顔

異常(以上)