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NP1車内置き去り防止安全装置について

いつもnoteをご覧くださり、ありがとうございます。今日は、2023年4月25日に出荷を開始した「NP1車内置き去り防止安全装置(以下、NP1特別仕様※)」についてお話させてください。※2022年3月に発売したNP1とは製品仕様が異なります。

車内置き去り防止安全装置とは

近年、相次いだ送迎バス車内の子ども置き去り。幼い命を奪った痛ましい事故を防ぐため、国土交通省は2023年4月1日より幼児等の所在確認と送迎用バス等への安全装置の装備を義務化(猶予期間1年間)。1台につき17.5万円が国から補助されます。

補助金対象/認定製品

ヒューマンエラーを補完する安全装置として認められている製品は、大きくわけて3種類。

  • 降車時確認式(子どもの降車後に運転手や乗務員に車内に残っている子どもがいないか確認を促す)

  • 自動検知式(カメラ等が作動して、自動で人の存在を検知して、車外に警報音を鳴らし周囲に危険をお知らせ)

  • 併用式(降車確認式と自動検知式、両方の機能を持つ製品) 

 国土交通省に認定された製品リストはこちら。5月18日時点で、降車時確認式は29製品、自動検知式は4製品、併用式は7製品が認定されています。

NP1特別仕様は「併用式」

NP1特別仕様は、降車確認式と自動検知式を兼ね備えた併用式。前方と車内/後方の2カメラによる通信型ドライブレコーダー機能も標準搭載しました。マイクで子どもの泣き声や叫び声を、カメラによるAI画像解析で子どもの姿を二重で自動検知すると共に、バスの警報音やスマートフォンのSMS通知で、ヒューマンエラーによる点検忘れを抑止します。

AI画像解析や、泣き声や叫び声を音声検知する実証実験

走行環境においては、あらゆる「音」で溢れかえっています。車内・車外の音声を聞き分けたり、大人の声と子どもの声を区別するなど、実証実験ではあらゆる検証と改善を行いました。実証実験にご協力くださった園の皆様、心から感謝申し上げます。

多機能で高性能。でも大事なのは?

それは園の皆様に寄り添った仕様であること。個人所有車とは異なり、園バスの場合は、毎回同じ乗務員が担当するとは限りません。NP1特別仕様は、園児降車後の点検手順を音声で案内してくれるので、複雑な操作は不要です。園の皆様の声を汲み取って、誰でも分かりやすく、使いやすい安心仕様を心掛けました。また、設置後も「通信」による自動アップデートで多忙な園の皆様に寄り添った機能の追加や操作性の改善などを行います。

気温が上昇する前の設置を目指して

置き去り防止安全装置の設置には、1年以内の猶予が設けられていますが、2022年12月に「安全装置のガイドライン」が発表された直後から、パイオニアは、企画・開発・製造を急ピッチで推進しました。そこには、初夏から真夏にかけて気温が上昇する前に設置いただき、置き去りのリスクを軽減したい、園や保護者の皆様に安心をお届けしたいという強い想いがありました。

最後に

パイオニアは、創業以来85年にわたり世界初・業界初の製品やサービスを生み出してまいりました。そして、年間約5000万台以上の車載デバイスを全世界向けに生産し、お客様の安心と満足が得られる商品とサービスの提供を目指しています。私たちは、NP1車内置き去り防止安全装置を通じて「事故リスク削減」にも積極的に取り組み、子ども置き去りによる事故ゼロの実現をサポートします。製品に関するご説明、取付可能な代理店のご紹介と日程確定に向けた調整、その他、お困りごとがございましたらご相談ください(なお、ご予約状況、一部エリアにおいては、ご希望に添えない場合がございます)

1.製品情報リンク

2.内閣府・国土交通省関連リンク

3.パイオニア報道資料

4.メディア掲載一覧

5.お問合せ/よくあるお問合せ

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