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株式会社インプレス Web担当者Forum編集長 四谷 志穂が語る「人の心を動かす「伝わる文章」を書くための基本」

講演概要

仕事をするうえで、ビジネスマンなら誰もが必要になる文章で相手に情報を伝えること。編集者の視点からズバッとあなたの文章の改善術を解説します。

講師のプロフィール

株式会社インプレス Web担当者Forum編集長。大学卒業後、物流企業で営業兼Web担当者を経験。コーポレートサイトのリニューアルやデジタル広告の運用、倉庫の営業に携わる。編集未経験で2013年にインプレスに入社し、Web担当者Forumの編集者となる。1年2か月の産休育休を経て、2018年に同メディアの編集長に就任。

早速いきますね。こんな経験ありませんか?

・メールを送ったのに返信がこない
・メールに書いてあるのに読んでもらえない
・力作のウェブコンテンツが全然読まれない

今回のセミナーに参加すると、返信が上がり、理解度が上がり、読了率が上がります。

伝わる文章のポイント

・文章を書くターゲットと目的を明確にする
・自分視点、相手視点、第三者視点を認識する
・唐突に書き出さない
・読み手に応じて情報の優先度を決める
・読み手にとって一番価値のある情報から文章を組み立てる
・タイトル・件名には要素を2-4つ入れる
・本文は見出しを使う
・ずらずら文字を書かない

などがあります。

文章を書く場面は、メールや企画書、ウェブコンテンツなど様々ですよね。今回はメール・ウェブコンテンツを扱います。

文章を書くとき、なんのために書いていますか?文章の存在意義を定めましょう。メールの場合、ターゲットは送り先です。目的は、コミュニケーションのため、か、人を動かすためでしょう。

仮定として、登壇依頼メールを例にしましょう。

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このメール突っ込み要素満載ですよね。そもそも自分宛のメールだと思わないケースも多いのです。***に関しまして、というメールタイトルは絶対にやめましょう。私はこういうタイトル大嫌いです。

感銘を受けました、とかも、本題がわからないと、ただただ怖いですよね。そのあと、登壇依頼が来るというのも最後にようやくわかります。あー、もうこのメールやめて、というような感じがしますね。では、良いメールを見ていきましょう。

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これが良いメールですね。タイトルでまずは予定を伝えましょう。また、返信が欲しければ、返信が欲しいということを書きます。メールの文章でも必ず見出しを使いましょう。メールの文章は基本、読まないものだと思った方がいいです。見出しを切って、その段落でどんなことが書かれているか、を記載しましょう。自分の熱い思いは情報を伝えたあとでまとめましょう。

と色々今日はスライド70枚用意してしまって、あと5分なのですが、まだ10枚しか終わってないことに気づきました。笑

(会場爆笑)

さて、自分視点・相手視点・第三者視点について話しますね。よくある例ですと、

自分視点:大阪旅行、USJで1日遊びにいって楽しかった10個のアトラクション
相手視点:大阪旅行を満喫!USJを1日で遊び倒すアトラクション10選

となります。ポイントは相手にとってのメリットやニーズを文字で変換することです。この発想の転換は、訓練が必要なのですが、まずそもそもこの視点が重要です。

というわけで色々飛ばします。

(会場爆笑)

文章を書くということは知っているか、知らないか、でかなり変わります。世の中に良いコンテンツ、文章が1つでも増えますように。どうもありがとうございました。

サポートされた費用は、また別のカンファレンス参加費などに当てようと思います。