ライフフーズ池上英明社長の語る「100年後の地球になにができるのか?」
コロナウィルスで世界は一変対応はバラバラです。
1.コロナウィルスの初期対応を完璧に間違った
2.中国経済への依存度が浮き彫りに
3.インバウンドに期待したプロセスの崩壊
4.これから始まる世界から見た日本の信用
5.いつものことながら危機意識の欠如
6.グローバル経済が見せつけた感染病の危機
7.これからの対応を紐解く
さて、100年後の地球は健康なのでしょうか?今、東京大学大学院農学生命科学研究科で100年後の地球についての研究を行なっています。経済活動のない研究開発に日本は後ろ向き政策を続けています。
研究開発のための資金が削られ、膨大な数が外国に行ってしまっています。東大の研究者ですらそうなんです。
世界と比較する研究開発
世界と比較をしますと、以下の通りです。
日本は研究開発にはお金を出さない国になってしまったんです。優秀な研究者を日本で育て日本で研究してもらうことが重要です。
国益、国境、紛争はなぜ消えないのか?
セルフィッシュジーンという利己的な遺伝子があります。人種差別、なども学問で覚えたわけではないのに、すりこまれていますよね。自分の家族が好きというのも裏返しです。
科学が発展しても人間の本質であるセルフィッシュジーンが勝ち、知識が幼稚化しています。動物は動物生態学的にナワバリを形成し、グループを排斥します。集団防衛、食料確保、繁殖の成功を優先します。
動物は本質的に種族繁栄のために生きています。経済活動は付属のアタッチメントです。人間が進化し、言葉をつくり、文字をつくり、人格形成し、思想を作り、宗教を作りました。これはなんでかというと、人間が人間を従わすのは難しいからですね。しかし、ここから宗教戦争が生まれ、ナワバリができ、武器の開発がされるようになりました。実はこの構造を繰り返しています。
2020年平和の俯瞰図
実際はパワーバランスで平和になっているだけです。信頼による平和は一度も築かれたことがありません。
世界のリーダーには究極的な自国愛が強い人がどうしても選ばれてしまいます。これがどうしても民族や国家などに付きまといます。
人間は賢いがゆえに、地球最強に醜い動物です。テリトリー戦争は動物の宿命と言えます。第一次世界大戦も第二次世界大戦もテリトリー争いでした。第二次世界大戦はアングロサクソンVS 有色人種の戦いです。日露戦争は日本がロシアに勝ち、1917年ロシア革命で壊滅、崩壊。大日本帝国は世界の5大国になり、東アジアで大いに覇権を唱えました。
アングロサクソンではない有色人種の完全な主権国家は日本、トルコ、タイ、エチオピアの4国だけでした。他の国は、日露戦争で植民地からの解放を考えるようになり、有色人種に勇気を与えました。
マッカラム・メモがあり、戦争挑発行動8項目の全てが実施されました。そのため、戦争をせざるを得なかった日本という構造があったんです。つまり、正義面する日本国が大嫌いだったってことなんですね。大東亞共栄圏を推し進めることにより、失われる植民地と有色人種が権力を持つことがいやだったわけです。
戦争75年何が変わりましたか?
株爆弾保有国は増え、軍事産業は新たなる時代を迎え、誰のために兵器・武器を増産し続けているのでしょうか?アメリカ・ロシア・中国そもそも常任理事国同士の争いが激化しています。
今回はコロナウィルス・パンデミックです。どうやって感染拡大を最小で止めるかが最優先です。
しかも、中国は尖閣諸島に対するスクランブル発信を800回以上行われています。そんな状態で、領海侵犯を繰り返している国を国賓として迎えているのです。
国連も国も機能しない?世界が自国第一主義傾向
先進国を含め、自国第一主義を掲げています。一方でアジア諸国に聞いた信頼できる国は、と聞くと、日本が断トツに一位なんですね。日本は先人たちの信用で世界から好かれています。
地球の環境と平和をコントロールする必要
人類と自然がWin-Winになれる科学、実学が必要です。2100年までに海面100cm上昇すると、NYや東京は海の下に潜ってしまいます。
空気の成分は、窒素70.8%、酸素20.95%、アルゴン0.93%、二酸化炭素は0.04%です。つまり、これだけ少ないところを問題視しています。
地球温暖化は正しいのでしょうか。実は90%の科学者はミニ氷河期に向かっています。オゾン層の問題は、フロンガスによって改善されました。CO2は地球温暖化に関係ないんじゃないか、と言っているわけです。アメリカがこの問題に動かないのは、これじゃない、と思っているからです。CO2問題はなぜか日本だけが押し付けられてしまっているわけです。
なにもかも観測史上初めての連発
気候災害が至るところで起きています。しかも観測史上初めてということばかりです。気候災害は二酸化炭素という風に言われていますが、本当かどうかは定かではありません。しかし、温暖化の原因かどうかはわかりませんが、人間としての義務ではないか、とは思います。
オーストラリア・ブラジル・インドネシア・USAで森林火災メガファイアーがありました。森林伐採による環境破壊もあります。未来の食料はどうするのでしょうか?
先進国が富の配分をする必要があると考えています。
私たちは情報に左右されている
実は食料自給率は日本と台湾だけカロリー計算なんです。生産ベースで言うと、60-75%の自給率を持っているんですね。これはなぜか。
・世界を騙すため、危機感を持たせるため
・食生活が欧米化してしまい、米を食べなくなった
・フードロスが多い
・肉の消費量が伸びている
・魚を食べなくなった
CO2が地球温暖化の原因なのか?
46億年前の地球CO2は95%あったので、太陽の組み合わせで生命が誕生。食料はCO2でエネルギーは太陽の光。オゾン層ができるまで生物は海に生育して生きていて酸素を放出していた。生物学者的にはCO2濃度が上がると、植物の発育が活性化すると言っている。
つまり、温暖化もバランスが大事なんです。
ここで世界一貧しい大統領の言葉を紹介しましょう。グローバル消費経済の末路はこのまま訪れるのでしょうか?グローバル資本主義は、資本家が投資をします。資本家は新産業に対して、経済規模拡大するのが常道です。そのため、イノベーション・IT・バイオなどに投資が行き、研究は予算削減されてしまいます。儲かるか儲からないかが基準なんです。
日本はもともと、人様には迷惑をかけない文化
私たちは知らないうちに個人主義的思想や利己的な文化まで取り入れてしまいました。しかし、先人たちから受け継いだ日本教育の基本は困っている人がいれば助けるというものです。
自己主張をすることと他人に思想を押し付けることは全く違うと、アインシュタインは言っています。
サポートされた費用は、また別のカンファレンス参加費などに当てようと思います。