大敗で終わったはずの試合・・・・

広島ー阪神 21回戦

神 0 0 0  0 0 1  0 0 0| 1  
広 0 0 2  0 0 0  0 0 X| 2

 実を言うと、この試合は2回裏で大量点取られて終戦だったはずのしあいでした。いや、負けは負けやんって思うのも当然ですが、よく考えるべきだと思います。
 ポイントは2回裏1アウト一二塁で打者曾澤選手、ここで門別投手の初球ですが、曾澤選手はファウルしたかのように見えましたが、実は空振りで暴投。そうです、暴投ですから、1アウト二三塁になります。しかし、曾澤選手は2球目を打たされ遊ゴロ併殺打で無得点に終わり??????
 はい、そうです。なぜか無得点で終わったんです。どういうことでしょうか?実はその暴投の際にカープサイドに見過ごされた失策があったのです。それは一塁走者の菊池選手が二塁に進塁していなかったのです。おそらくファウルしたと勘違いしたことで二塁に進塁しなかったのでしょう。いや、できなかったのです。おそらくテレビ中継を見ていた人、現地観戦していた人もそうですが、あのファウルは実は空振り付きの暴投だと思わなかったのです。もちろん曾澤選手もファウルと思ったのでしょう。こういうのは仕方ないです。あれが暴投なんて瞬時にわかるわけないです。これで解った人は超天才です(球審と捕手除いて)。
 空振り付き暴投だと気づいた曾澤選手は二塁走者坂倉選手に進塁を合図を送ったのですが、ここで失策が出ました。菊池選手が続かなかったのです。まあ、無理でしょう。同じ塁上の走者でも一塁から二塁からでは見え方が違うものです。
 ではもし、菊池選手が進塁してたらどうでしょう?もちろん二三塁になります。しかも曾澤選手です、見逃すはずはありません。ここで曾澤選手から一気に連打を重ね、大量得点のビッグイニングとなり、即終戦でした。
 この失策により、曾澤選手は併殺打になり無得点に終わりました。もちろん試合は3回裏末包の2点適時打が決め手で1-2で阪神は負け。7回表の好機で木浪選手の犠打失敗が痛かったとなりました。
 この試合はカープ側の大失策でもしかすると大逆転負けのはずが、木浪選手の犠打失敗で霞んだだけで済んだ試合になりました。
 大体は阪神に不利にみえますが、ここから広島がV逸するようなことが起これば、おそらくこの試合が大きな分岐点になるでしょう。最も誰もそんな試合を分岐点とするわけがありません。阪神の負け試合ですから。
 しかし、これで広島も少し怪しい状況になる予感がするのは私だけでしょう。そうなるほうがいいと思った次第です。


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