貼り付けた画像_2020_02_21_10_25

【SFC-LT WEEK1 活動報告】クラファンしてみた7つの気づき

「学生の3分間を1万円で買い取る奨学金をつくります!」と題して打ち出したクラウドファンディング、1週目が終わりました。お陰様で目標金額50万円の約35%にあたる179,703円が集まりました!!62名もの方々から続々とご支援を頂き、非常に嬉しい限りです!!!

プロジェクトの詳細はこちら=>https://camp-fire.jp/projects/view/186699

【SFC-LT】学生の3分間を1万円で買い取る奨学金を作りますのパトロン一覧_-_CAMPFIRE__キャンプファイヤー_

Day 1, Day 2

事前の告知などほとんどしていなかったためか、開始から5分間ほど1円の支援もこなくて「終わった...」と思いました。しかし、それもつかの間、挑戦者としてもSFC-LTに出てくれた、smart kiss山本愛優美さんが、支援を入れてくださり、そこから後輩の津覇くんや、以前インターンをさせてもらっていた株式会社ペイミー藤原さんエンジェル投資家オフ会に呼んでくださった小山内さんなどが支援してくださり、一気にTwitter上で支援の連鎖が広がっていき、4年間のSFC生活の中で出会った多くの先輩、後輩、同期の方々へと伝わり、2日目であっという間に10万円を超える支援が集まりました。その時のツイートがこれですね。

メディア型奨学金(SFC-LT)が回ることを示すために実証しなければならない検証仮説としては、「①学生が3分喋ってそれに対して10万円以上の支援が集まるのか」「②メディア型奨学金の関係者数∝SNSの拡散力∝アクセス数∝支援総額」の2つがありました。

①は、これまでの多くの壁打ちの中で論点になっていたところで、クラファンの手数料(10%~20%程度と仮置き)で次の挑戦者の1万円を捻出する以上、3分間のトークに対して10万円以上が集まらないと回らないし、それが可能とは多くの人が考えていなかったため、実証する必要がありました。

②に関しては、既存の奨学金との優位性として、関係者数に応じて支援総額がスケールすることを売りにしているので、その根拠として実証する必要があります。これに関しては、今回のクラファンが成功するならば、その資金を下にしてメディア型奨学金を回しつつ、徐々に示していくつもりです。(そもそもそんな短期的に測れるものではありませんし。)

何がいいたいかといえば、①がSFCの外の世界ではなかなか信じてもらえない仮説であり、今回、必ず実証しなければいけなかったボーダーラインだったわけです。そして、それが素晴らしいことに、2日間で達成することができました。これはリスクのわからない本プロジェクトに身を投じてくれた挑戦者たちと、金にもならないのに私のビジョンについてきてくれた運営者、そして、今回、(Tシャツはありますが)プロダクトも無ければ成功するかどうかもわからない、そんなプロジェクトに賭けてくださった支援者の皆様のお陰です。

SFC-LTの公式ページでは、コンセプトの"Pay It Forward Challenge"にちなんで、支援者を"Payer"、運営者(支援を繋ぐ人)を"Forwarder"、挑戦者を"Challenger"とそれぞれ呼んでおります。これら3役がいてはじめて成立するのがこのプロジェクトなわけです。だからこそ、このプロジェクトを公開してこれら3つの役に人が集まった時点で、このプロジェクトは成功に向けて大きく前進したと思っています。

なぜかといえば、この3つの役割は、Forwarder(つなぐ人)がいずれChallenger(挑戦者)になったり、Challenger(挑戦者)がいずれPayer(支援者)になったり、Payer(支援者)Forwarder(つなぐ人)になったりと、1人が1役にとどまるものではないからです。

現にこのクラファンの中で、Challenger(挑戦者)の関係性がForwarder(つなぐ人)として情報を拡散し、Payer(支援者)を呼び込み、そのPayer(支援者)の人がForwarder(つなぐ人)として振る舞って、あらなた"Payer"を呼び込むということが起きており、②の仮説に近いことを実感できました。お陰で、Twitter対応のために最初の2日間、ほとんど飲まず食わず寝ずでいたくらいだったほどです。嬉しい悲鳴ですね!



Day3

そんで、3日目、ぶっ倒れました。

無理でした...ごめんなさい...(汗)

だって、2回ぐらいしか会ったことない先輩とか(Twitterでは結構あうけど)

高校からの後輩とか、

バスの中で話しかけてくれた高校生とかに支援されたら、

頑張らざるを得ないでしょう。(すみません。実際はもっとたくさんいるんですが、たぶん、全部書ききるとnote史上、最長のnoteになってしまいそうなので、割愛を...私のTL見てください)

まぁ、倒れたといっても風邪とかじゃあなく、持病で軽く熱が出た程度だったので、たくさん寝て、ちゃんとしたものを食べて、水をたくさん飲んだら元気になりました。その過程で、最初に支援してくれた愛優美さんや手伝ってくれた三反田くんとも偶然、会えて元気をもらえましたし。。。

そうして、なんだかんだ3日目の時点で30%まで達成しました。

貼り付けた画像_2020_01_26_6_12

ここまで、なにより予想外だったのは、奨学金のプロジェクトなのに多くの在学生の方から支援を受けてしまったことです。まさか私が支援したいはずの学生から逆に支援が集まってしまうとは……同世代の人がこのプロジェクトにそこまでの必要性を感じてくれているということがわかって嬉しかったです。

また、他大学の学生にも少し飛び火して支援してくれたり、時代をさかのぼって、過去のSFC-LT(2011)に参加していた方からも支援を受けたりできたのも本当に嬉しかったです。(実は今回のSFC-LTはSFC史上、3度目のLTイベントの流れなんですよね。#sfcltで検索すると時代が遡れます。)

また、このあたりからSFCの歴史をさかのぼってOBの方々にも少しづつ思いが届き始めました!!

Day 4

4日目から7日目までは、SFC Final Presentationという、別の企画のリリース準備で忙しくなりました。それで、現在までほとんど動きが取れなかった次第です。

ただ、その準備の相談も兼ねて、OBの方とSFC20の方とランチに行きつつ、少しづつオフラインで人を巻き込み始めたりしておりました。(ちなみにこのお店を運営している方は、ミスSFC現役のSFC生という...)

貼り付けた画像_2020_01_26_6_32

Day 6

6日目はデロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社様主催のMeetup Sessionでピッチをして、メンタリングをうけて来ました。メンターの方に1名、SFCの大学院のOBの方でびっくりしました。まさか、このタイミングでお会いすることになるとは…スモールワールドですね!

(ちなみにDay5めはこの準備とSFC inal Presentationの準備でした)

貼り付けた画像_2020_01_26_6_42

ちなみに、このMeetup Sessionというイベント、90分くらいの短い時間でサクサク、ピッチとメンタリングが進み、すごく親身になってくださる方が多くて、個人的にはとても満足度が高かったです。(詳細は私のFacebookの投稿を) 毎週やってるらしいので、参加したい方は下記のTwitterアカウントに問い合わせてみると良いのでは無いかと思います。

Meetup Session: https://twitter.com/meetupsession

Day 7

Week 1の最終日は現在参加しているWOW KANAGAWAの担当メンターの方と状況共有と今後の相談のためのミーティングを行い、後はSFC Final Presentationのリリースのために運営チームと準備をしてました。

あと、私は運営ではありませんが、同日に、SFCの卒業記念パーティTake Off Rallyの方もリリースを出したので、卒業生の方はぜひお越しを!!これまでの卒業生のフィードバックに応え、例年より豪華な会にするようです!

ここまでがWEEK1でどんな活動をしていたかになります。
簡単にまとめると、「前半はTwitter、後半はクラファン終了までの下準備」といった感じですかね!


あと、Day 6Day 7は、「全く情報発信できてないし、支援なんて来ないだろ……」って思っていたのに、株式会社ペイミーの方々から連チャンで支援を頂いてしまい、めちゃくちゃ嬉しかったです。嬉しさのあまり、ここまで活動報告書けてるので本当に。インターンしていたときからお世話になりっぱなしです……


"WEEK 1" での7つの気付き

①クラファンの開始日が決まった時点でお世話になった方々には連絡をした方が良い

正直、突然、始めて驚かせたかったから、始まってから連絡すればいいやと思っていたのですが、いざ、始まってみたら、それどころじゃないくらい忙しくなって数日間動けなくなってしまいました。大変多くの方々に、このプロジェクトを考えるに当たってお世話になったのに、まだまだ開始の報告をできていない方がたくさんいます……

②クラファンではDMで支援を頼めとよく言われるけど必要ない!?

巷では「クラファンが始まったらDMで支援を頼め」とよくクラファン経験者の方からお話を聞いていたのですが、ここまで、一度も直接的な支援を頼むことなく支援が集まってしまいました。人間関係に恵まれていただけかもしれませんが、支援者が新たな支援者を呼んでくれていて、なにかもう、嬉し過ぎますです。支援を頼むよりも支援してくれた方との関係性を大切にすべきだと感じます。本当はクラファン終了なんて待たずに、今すぐお礼の連絡をしたいものですね。ちなみにリリースしたことはDMでご連絡させてもらってます。

③クラファンの目的がお金になるべきではない

クラファンをすると目標金額というものに囚われがちですが、あくまで、あれは目的達成を測る1つの指標に過ぎず、目的そのものではないように思います。クラウドファンディング自体は概念実証のためのツールとして私は利用していて、その上で、真の目的とは、コンセプトに付き合ってくれる人がいるのかどうか、それを探ることだと思います。

④「学生の3分間を1万円で買い取る」という表現はインパクトはあるがコンセプトを適切に表現できていない?

ここまでのコンバージョンを観察すると、キャンプファイヤー内でのアクセス流入で支援に繋がったケースはほとんどないように思います。基本的にはクラファン以前の人との関係性の延長線上にいる方々が支援してくださっています。つまり、初見の人はほとんど、このプロジェクトに支援してくれていません。これは「学生の3分間を1万円で買い取る」というキャッチコピーがコンセプトとズレており、そこでの離脱が多いのではないのかと考えています。Meetup Sessionでも、そのような指摘を受け、私も思い当たる節があったので、よりコンセプトを反映させた、キャッチコピーを考える必要がありそうです。

⑤Giveした1万円は返ってくる

今回の概念実証では、できる限り本番と同じ条件にするため、パイロット版の動画に出てもらっている学生達にも1万円を支援していました。この期間に観測した事象としては、それを一部か全額、クラファンで投げ返されたということです。もちろん、いずれ、Challenger(挑戦者)Payer(支援者)になることを織り込んだ、このプロジェクトではございますが、まさか、こんな短期間で投げ返されるとは……

いつも「本当に1万円渡した学生が将来的に支援する側に回ってくれるの?」と聞かれて、「私はそう信じてます!」と答えていましたが、これからは「そう信じてますし、事実、そうです!」と胸をはって言えそうです。

誰かからGiveされなかった人間が誰かにGiveしようとすることは稀ですが、逆の人間はそうではないと思います。

⑥当事者である学生が最もこのプロジェクトに期待している

まだ、支援者名簿がないので、正確な割合はわからないのですが、私が突き止めている限りでは、支援者の大部分が学生でした。クラファン開始前は全く予想していなかった展開で随分と驚かされましたが、当事者である学生達が最も、このコンセプトに共感してくれている可能性があります。仮にそうなら、今回、支援してくれた学生たちへ、しっかりとGiveしていくことができれば、⑤のようにGiveが連鎖し、Pay It Forward Challengeなコミュニティがつくれそうです。そのためにも、ここまでの支援者の方々にヒアリングを行い、支援につながるきっかけは何だったのか、それをはっきりさせていく必要がありそうです。

ダッシュボード_-_CAMPFIRE__キャンプファイヤー_

⑦楽しい

クラファンが始まるまでは、「誰かのために頑張る!」だったのが、「誰かのお陰で頑張れる!」に変わりました。最初の方で、Payer(支援者)Forwarder(つなぐ人)Challenger(挑戦者)の3つの役割がこのプロジェクトを回す上では必要だと書きましたが、今たぶん、100人を超える人が、これらのプロジェクトにいづれかの役割で関わっています。その人達のお陰で頑張れるし、その人達の協力のお陰でこのプロジェクトを作れています。

私はよく「なんで、チームをつくらずに独力でやろうとするんですか?」と聞かれるのですが、答えは単純、「これが私のチームだから」です。私が作りたいのは、10人が10の力でコミットするチームではなく、100人から1の力を貸してもらうコミュニティです。

私はこのコミュニティの1つのハブに過ぎませんが、これだけ多くの人を巻き込んで、一緒に新しいものを作っていける状況が、今、すごく楽しいです。

これから、みんなでもっと大きく素敵なものを作って行きましょう!!

WEEK2の動き

まず、何よりやらなければならないのが、まだリリースを報告できてない方々に、ご報告をすることです。まさか始めの1週間でこれが終わっていないとは思いませんでした。

とりあえず最低限の仮説検証は済んだわけですし、一旦、目標金額は無視して、ここまでの支援者の方々と対話をしていきたいです。その中で、支援に至った敬意や背景をヒアリングしていき、より良い仕組みを考えながら、もっと適切なキャッチコピーについても考えて行きたいと思います。

ということで、支援者の皆様、

今後ももう少しだけ、お付き合いください!!

WEEK2も頑張っていきます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?