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大駱駝艦 金粉ショー@第15回 高円寺びっくり大道芸 2023

開始直後は“バラバラ”に見えた五人のダンサーさんは、高々と吹き上げられた松明の炎を合図に目覚めたかのようで、

カルテット
(松明をお持ちだった、坂詰健太さん?は、それを置きに“舞台”袖へ)

→5人全員で群舞

→女性トリオ、男性デュオで前後入れ替わる

→男女ペア2組
(谷口舞さんは松明2本を取りに袖へ)

→谷口舞さんソロ
(他の方々は松明を1本ずつ取りに袖へ)

→松明を持って全員で群舞

→谷口美咲子さん・椿野真世さんデュオ
(お三方は松明を置きに袖へ)

→お二方が松明を振り回す中、戻ってきたお三方がそれを避けるアクション

→谷口舞さん・阿蘇尊さん・坂詰さんトリオ
(お二方は松明を置きに袖へ)

→ラストの群舞

…といった具合に、目まぐるしくフォーメーションも曲調も変わっていく。

特に、3番目のフランス語?の曲の辺り、音楽の静まりと共に、一瞬肩の力を抜く、身体をほぐすような所作からの、谷口舞さんの迫力のソロ、阿蘇さん・坂詰さんのお二方が、ジョッキを酌み交わしつつ吹く火柱のたびに届く熱風、谷口美咲子さん・椿野さんが振り回す松明を、お三方がすんでのところで避けるアクション…と、「→」では済まない長短、緩急に満ちていて、とても見ごたえのある20分だった(終盤の谷口舞さんの咆哮もすごい!)。

座・高円寺前では、黒い壁面と広めの横幅がそれこそ舞台風だったり、北口広場では、終幕と共に、周遊するバスの音がにわかに大きくなったり、高南通りでは、やや傾斜のついた地面から見るみなさんが大きく見えて、周囲のビル群と縦の広がりを感じさせたり…と、三度の公演だからこそ、見えかたの違いが感じられて面白かった。


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