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出発前から怯えていた2つのこと②

今回一番私が怯えていたもの。それはスリ被害だ。
ヨーロッパは特にスリ被害が多いと聞くし、パリ在住の友人からも何度も警告されていた。

今まで運が良かったのかスリ被害にもスキミング被害にもあったことがなく、
・久しぶりの海外(しかも一人)
・初めてのヨーロッパ
・しかも1ヶ月
不安と恐怖でしかなかった。


今回実行した私の対策は主に5つ
⑴マネーポーチ
⑵財布は持たずにダミーの財布を入れておく
⑶デビットカード2枚、クレカ1枚持って行く
⑷キャリーケーススリ対策でワイヤーチェーンを持って行く
⑸キャリーケースに名前を記したものはつけない


⑴マネーポーチ
こちらは言わずもがな当たり前のスリ対策。刃物を突きつけられたり、服を脱がされたらどうにもなりませんが、基本はこれで守れるはず。
私がマネーポーチに入れていたのは
・パスポート
・デビットカード1枚とクレカ1枚
・チケット
・戸籍謄本のコピー
冬服ということもあり外から見たら全く違和感もなく、寒い時期だったのでお腹が暖かくて良かった(笑)

貴重品はとにかく肌身離さず持つこと。
よくキャリーケースの中に入れてホテルに置いていて持って行かれたなんてよくある話し。私は常に付けていました。


しかし1つだけ困った時があり、それはパリで観光する時のこと。
パリで美術館や教会に入る際にほとんどが荷物検査必須で(他の国ではほとんどなかった)、
空港並みの荷物検査をするので、毎回マネーベルトも外さなければいけなかった。
毎回手間だったし逆に危ないかもとも思ったが、
そこまで心配していたらどこにもいけない為、私は自分が一番安心できる方法をとった。


⑵財布は持たずにダミーの財布を入れておく
ヨーロッパでは財布は持つなと言われるのも有名な話し。日本からロンドン行きのフライトで一緒になったお姉さんも言っていた。
私の場合は叔父からもらったアドバイスでダミーの財布に少しだけ現金を入れて持ち歩いた。
叔父は仕事でよくブラジルに行っていたのだが、その時必ずダミー財布を持っていたらしい。確かにそれは良いアイディアだと思い、私もそうした。
結果的に一度も差し出す機会はなかったが安心材料の一つになった。


⑶デビットカード2枚とクレカ1枚持って行く
日本ではほとんど聞かないスキミング被害。アメリカでは被害が多く、これには私も用心していたほど。
英語が話せてNYに住んでいた事のある友人も、
1年前渡米した際に被害にあったと言っていた。
今までは最長滞在2週間ほどだった為、多めの現金とクレカで事足りていたが、1ヶ月となるとそうは行かない。
さらにヨーロッパはコロナ以降カード社会になっていると聞いたので、色々考えた結果この3枚を持ち歩くようにした。


バッグの中に入れるのはデビットカード1枚。あと2枚はマネーポーチの中に。
さらに最悪スキミングされても困らないようにデビットカードそれぞれにお金を入れていた。

スキミングをされた時のことを考えて基本はデビットカードを使用するのが良いと思う。しかし全額入れてしまっては危ないので2枚に分けて置いたのだ。
そっちの方が使用金額も確認できるので節約につながる。

あとはカードを使うか現金を使うか店によって自分で判断するしかない。
私は基本はカード、小さなキヨスクのような店では現金(マルシェやマーケットではそもそもカード使えない場合もある)と分けていた。
こればかりは自分の感覚を頼りに判断するしかないが、1ヶ月滞在して今回観光地を多く回って居たからか現金は200ユーロも使わなかった。

ちなみにイギリスの通貨はポンドの為ユーロは使えないのだが、
私の体感はロンドンが一番カード社会だった。

そして運も良くスキミング被害には合わなかった。良かった!ありがとう!


⑷ワイヤーチェーンを持って行く
これに関しては私の心配性が行きすぎた結果なのだが、今回新幹線移動が多かった為、新幹線での荷物スリも警戒した。
なぜかというとヨーロッパの新幹線(EU外は別)はチケットチェックは基本新幹線の中で行う為、誰でも入ってこれてしまう状況なのだ。
さらには大きな荷物は荷物置き場に置かないといけない為、自分の席からは離れてしまう。
新幹線を待っている間に持って行かれたり、荷物を持って降りようとした時に自分の荷物がないなんてこともしばしばあるようだ。

なんて恐ろしい、、と思い考えた結果、太いワイヤーチェーン(自転車にくくりつけるやつ)を持って行った。
そんなことをしている人は、今回の旅行中私以外で1人しか見なかったので逆に危ないかとも思ったが、
荷物が取られるまでに時間がかかれば良いので、これに関してはして置いた方が良いと判断した。

このチェーンをロックしていたら、同乗していたエレガントなマダムに笑われた。
「すごいわね〜!これなら取られないわね!」
多分こんなことを言っていたと思う。でもそのおかげか荷物は取られなかった。



⑸キャリーケースに名前を記したものはつけない
やはり被害に遭いやすいのはアジア人、そして日本人なんだそうだ。
正直日本人なのか、韓国人なのか、中国人なのか見分けつかないと思うが、ネームプレート等で判断するらしい。
なのでご丁寧に名前、住所を記載したタグをつけていると(特に漢字は絶対だめ)、荷物だけでアジア人とバレて荷物持って行かれるらしい。
街中だけでなく、空港で被害も会う可能性を高める為、これは要注意だ。



正直どんなに注意していても持って行かれる時は持って行かれるし、命さえあれば良いとも思う。
しかし出来るだけの対策はしたかったのだ。私の行きすぎた心配性のお陰か、運が良かったのか、ありがたいことに今回スリ被害には合わなかった。


YouTubeで被害にあった人の動画を見ていると、大体が「そりゃ取られるでしょう」と言った内容のものが多いと私は思う(防ぎようのない場合ももちろんある)
私はやりすぎの部類に入るかもしれないが、そのくらいの方が私は安心して過ごせたので、それぞれ自分にあった対策をしたら良いと思う。


ちなみにマネーポーチはネットで¥2〜3,000円。あとスキミング防止のカード入れにカード等は入れていた(これも¥1,000円しなかったかな?)


あと一つ注意したのは、最近流行っている身体にケータイをぶら下げられる紐?チェーン?みたいなやつについて。
個人的意見だが、あれは防犯にはならないと思う。むしろ危ない。
まずあのチェーンを使っている現地の人はあまりいないように思う(暖かい季節はわからないけど)

更に切れにくい素材ならまだしも、安く売っている普通の紐でできているものはハサミ入れられたら一発だ。
電車やバスの中でも危なくて携帯をバックの中に閉まっているのに、身体からぶら下げていたら、はいどうぞ〜と言っているようなものではないかと私は思う。

携帯や財布に関しては扱い方次第だと私は思うので、しっかり管理して入れば大丈夫ではないかと私は感じた。



対策は人それぞれだが色々な人の対策方法を見て、自分流を見つけたら良い。
パリ在住の友人は私の対策を見て「すごいね〜」と苦笑いしていたので、私は割と過剰だったと思う。笑

しかしせっかくの旅行がそのせいで気分台無しになる事だけは避けたかったのだ。
心配性なアラサーの対策はとりあえず1ヶ月は防げたというところだ。


NOZOMI

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