8月19日 学び続けることを

きのうの午前中何をしていたかどうしても思い出せない、と思って考えていたのだけど、何を隠そう昼近くまで寝ていたのだった。午後いっぱい録音に励んだけれどきのうは納得いくテイクに至らず。今日またやってみる。

きのうはかぼちゃのココナッツカレーサラダ。オリーブオイルと塩をしたかぼちゃをオーブンで焼いて、ローストしたカシューと一緒に、カレー粉、ココナッツミルク、塩こしょうで味付けして食べる。かぼちゃってとても好きなのだけど、その中でも特に好きな食べ方。暑いとカレー味が食べたくなる不思議。あとはきのうはゴーヤときゅうりとトマト、コーンのサラダ。大葉を細かく刻んでたくさん入れた。ドレッシングはシンプルにオリーブオイル、お酢、レモン汁、ハーブソルト、ブラックペッパー。夏のこの手のサラダは無限に食べられるのでいつも食べ過ぎでしまうのだけど、きのうはうまく自制できた。お味噌汁は舞茸とねぎとお豆腐。

夜散歩しながらSufjan Stevensの新しいシングルを聴いたらすごくてぶっ飛んだ。この間リリースされたAmericaもとんでもないと思ったけれど、出す曲出す曲凄まじい。来月のアルバムはものすごい傑作なのではないかという期待に胸を躍らせながら体をゆらゆらしながら夜道を歩いた。

最近新しいことを勉強し始めた。音楽とは全然関係のないこと。全くやったことのない分野のことなのでぐぅーとなりながら、でも勉強は楽しい。わからなかったことがわかるようになるのは楽しい。

同じように、出来なかったことが出来るようになるのは楽しい。kakimoriの曲をこの数ヶ月ずっと作っていたらギターでインストの曲が作れるようになった。わたしにとってギターはずっと歌うための道具というか手段だったし、もっと大きく言えばある時点までは音楽自体もある意味そうだったし、いまだにその名残はあると思う。だけど、歌から始まった「音楽」というものの範囲が、麻の布が少しずつ藍に染まっていくように、歌を中心にじわじわと外へ外へと拡がっていっているような感覚があり、どんなに出来ない出来なそう出来るようになるなんて思いもしなかったことでさえやっているうちに出来るようになるのだということをわたしはこの十数年の間に何度もくり返し音楽というものに教えてもらってきたのだった。そういうことをきのうは考えた。

アメリカにいるとき、大学には復学してきた“大人”の生徒の姿が当たり前のようにあり、日本もこうだったらいいのに、わたしもこうありたい、ということを思ったけれど、自分がいざ30を超えてみてだけど新しいことを学ぶとか始めてみるとか、そういうことにとても高い壁を感じていることに最近気が付いた。いろいろもう遅いような気がしていた、無意識に。だけどそうではないよな、やっぱり。まだまだもっと知りたいし、出来るようになりたい。そしてそれは全くもって実現可能なことだと思う。ひとと比べない。そういう基本的なこともやっぱり少しずつ学んでいるところ。

午前中、頑張ってギターを録り切りたい。

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