11月2日
終わったなぁ、終わったよ10月が。終わった。大変に長いひと月でありました。活動うんぬんというより、普通に仕事がけっこう込み入っていた。というかやっぱり眠れないことで尋常でなく生産効率が下がりそのしわ寄せが大きかったのかもしれない。精神的にも。月末にたまたま会ったお世話になっているひとに「なんか選挙のとかやってるよね」と言われつい「そうなんですよなんかばたばたしちゃって」と漏らしたら「そんなの自分が好きでやってるんだから仕方ないでしょうあはは」と笑われた。まったくもってその通り。その通り、なの、だけれども。という気持ちがあるがでもその先に続く言葉は出てこない。1stか2ndか忘れたが、アルバムをリリースして心身共に完全にすり減っていたときに躊躇いながらでもどうしても誰かに聴いてほしくてずっと我慢していた愚痴のようなものを、このひとにならいいかもしれないとそのときはじめて溢した、ら、近くの席で話を聴いていたらしい別のひとに「好きでやってるんだからそんなこと言ったらダメだ」と言われて絶望的な気持ちになったことをいまでもときどき思い出す。そのひとはいまも会えば挨拶もするし友達だけれど、その一件はずっと許していない。きっと本人は覚えてもいないだろうけど。
今月は働かないと決めている。自分のために時間を使う。来月来年に跨る仕事だけ少しずつやって、それでいい。明日は母の誕生日だからまた家族で食事をする。父が9月、わたしが10月、母が11月生まれなので秋は定期的に家族に会うことになる。弟の恋人に祖母が会いたがったらしく、祖母も参加できるように彼女の住む千葉でランチ。
体がばきばき、ぎしぎし。きのうおとといは眠れたのに眠い。三日間くらいなにもせずにぼーっとしていたい。が、今日は今日で予定があり、昼過ぎには着替えて身なりを整えて出掛けていかなくてはいけない。そう、これだって自分で選択をして入れた予定。わかっている。わかっている、けれども。別に予定そのものがどうこうというのではなく、ひとりで過ごす時間が一定量ないとしんどくなってしまう、わたしはそういう性質、という、つまりはそういうことなのだった。自分のために、本当の本当に自分のためだけに時間を使うということは考えてみるとけっこう難しいものなのかもしれない。
とかいって、数ヶ月前まであり余る時間を持て余していた人間がそんなことを言うのだから笑っちゃうよね
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